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紙の本
でえれえ、やっちもねえ (角川ホラー文庫)
著者 岩井 志麻子 (著)
家族を喪った少女・ノリは、出征したはずの恋人と再会し、契りを交わす。だがそれは恋人の姿をした別の何かだった。そしてノリが産んだ異形の赤子は、怪異をもたらしはじめ…。表題作...
でえれえ、やっちもねえ (角川ホラー文庫)
でえれえ、やっちもねえ
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商品説明
家族を喪った少女・ノリは、出征したはずの恋人と再会し、契りを交わす。だがそれは恋人の姿をした別の何かだった。そしてノリが産んだ異形の赤子は、怪異をもたらしはじめ…。表題作ほか、妖しく陰惨な4つの怪異譚。【「TRC MARC」の商品解説】
コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。
ある日、日清戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。
そしてノリが生んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ……(「でえれえ、やっちもねえ」)。
江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。
あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。【商品解説】
収録作品一覧
穴掘酒 | 5−46 | |
---|---|---|
でえれえ、やっちもねえ | 47−100 | |
大彗星愈々接近 | 101−139 |
著者紹介
岩井 志麻子
- 略歴
- 1964年、岡山県生まれ。99年に「ぼっけえ、きょうてえ」で日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作を収録した短編集により山本周五郎賞も射止める。他に『岡山女』『魔羅節』『チャイ・コイ』(婦人公論文芸賞)、『自由恋愛』(島清恋愛文学賞)など著書多数。
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紙の本
変わらないヒトコワ
2021/06/29 18:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治時代でも令和でも、いつの時代でも変わらないヒトコワの物語。変わっていく世の中でも、人間の恐ろしさが出る面は変わらないのだなあと思いつつ、ホラーとして楽しむにはあまりにも身近にありそうな小さな恐怖が詰まっていて読んでいて怖かった。題名が印象に残りますが秀逸だなあと読む前も読み終わっても思います。