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商品説明
外国船の来航、長州征討、大政奉還、戊辰戦争…。江戸時代後期に歴代当主が御書院番士をつとめた酒依氏の日記から、激動の時代に翻弄された幕臣たちの日常や、明治維新後に酒依氏が没落するに至った歴史を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
幕末動乱の時代に、武蔵国橘樹郡下菅田村に知行地をもつ幕臣の酒依氏は、御書院番士として、飯田橋に移居し、江戸城の警備にあたっていた。
天保の頃までは、世情が騒然とするも、年中行事も執り行われていた。
しかし、ペリー艦隊の来航・上陸や長州藩との戦闘が始まると次第に追い詰められ、知行地の鈴木家に身を寄せるようになり、そして帰農することとなった。
家のものは、遊郭で働きもしたり、困窮を極めた。
本書は、幕末幕臣の史料が少ない中で、偶然にも鈴木家に残された史料をもとに、当時の幕臣の暮らしを興味深く描いたものである。【商品解説】
著者紹介
西川 武臣
- 略歴
- 〈西川武臣〉1955年愛知県生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。博士(史学)。専門は日本近世・近代史。横浜開港資料館館長。著書に「ペリー来航」など。
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