「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/07/13
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/270p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-09039-7
- 国内送料無料
紙の本
沈黙の世界 新装版
「われわれ自身のなかのヒトラー」の著者による比類なき書。人間が自立的・主体的な存在であるための「沈黙」の意味を探る。エマニュエル・レヴィナスの講演「マックス・ピカートと顔...
沈黙の世界 新装版
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「われわれ自身のなかのヒトラー」の著者による比類なき書。人間が自立的・主体的な存在であるための「沈黙」の意味を探る。エマニュエル・レヴィナスの講演「マックス・ピカートと顔」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
〈沈黙は言葉なくしても存在し得る。しかし、沈黙なくして言葉は存在し得ない。もしも言葉に沈黙の背景がなければ、言葉は深さを失ってしまうであろう。にもかかわらず、沈黙は決して言葉以上のものではない。反対に、それだけのものとしての沈黙、つまり言葉なき沈黙の世界は、いわば創造以前のもの、完成されていない創造、いや、脅迫的な創造だとさえ言えよう。〉
(「沈黙からの言葉の発生」)
〈『沈黙の世界』と題された著作に収められた数々のみごとな文章のひとつのなかで、ピカートは無言のうちに流れる時間を、季節のリズムの黙した移り変わりを描出している。そこでは、モノが、ひとびとが、葉が、花々が、果実が、色が、物音さえが、黙した流れの裂け目から沈黙のうちに抜け出し、突然そこにあることになる(それは重々しく遅々とした成熟ではまったくなく、創造的湧出である)。〉
(レヴィナス「マックス・ピカートと顔」)
『われわれ自身のなかのヒトラー』ほかの著作で知られる思想家ピカートが、沈黙をめぐって思索する。その言葉は、騒音と喧騒の時代に生きる私たちに、深い読後感をもたらすであろう。レヴィナスの講演を付す。【商品解説】
目次
- まえがき
- 沈黙の相(すがた)
- 始原の現象としての沈黙
- 沈黙からの言葉の発生
- 沈黙と、言葉と、真理
- 言葉における沈黙
- 沈黙と言葉との中間にある人間
- 沈黙におけるデモーニッシュなるものと言葉
- 言葉と身振り
著者紹介
マックス・ピカート
- 略歴
- 〈マックス・ピカート〉1888〜1965年。ドイツ生まれ。ハイデルベルク大学助手を勤めた後、ミュンヘンで開業。スイスに居を移し文筆活動を続けた。著書に「騒音とアトム化の世界」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む