紙の本
ケアのたましい 夫として、医師としての人間性の涵養
著者 アーサー・クラインマン (著),皆藤 章 (監訳),江口 重幸 (訳),吉村 慶子 (訳),高橋 優輔 (訳)
医師でハーバード大学教授であるアーサー・クラインマンが、認知症の妻の10年に亘る介護と、半世紀以上の医師としての経験から、ケアの本質と人生に最も大切なものを語る。【「TR...
ケアのたましい 夫として、医師としての人間性の涵養
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商品説明
医師でハーバード大学教授であるアーサー・クラインマンが、認知症の妻の10年に亘る介護と、半世紀以上の医師としての経験から、ケアの本質と人生に最も大切なものを語る。【「TRC MARC」の商品解説】
アーサー・クラインマンはハーバード大学の著名な精神科医、医療人類学者で、「ケア」というテーマの権威である。クラインマンは、妻のジョーンが早期発症型アルツハイマー病との診断を受けた後、自ら妻のケアを始め、ケアという行為が医学の垣根を超えていかに広い範囲に及ぶものかに気づくことになった。本書でクラインマンは、医師としての生活とジョーンとの結婚生活について、深い人間味のある感動的な物話を伝えるとともに、ケアをすることの実践的、感情的、精神的な側面を描いている。そしてまた、われわれの社会が直面している問題点についても、技術の進歩とヘルスケアに関する国民的な議論が経済コストに終始し、もはや患者のケアを重要視していないように思えると述べている。
ケアは長期に亘る骨の折れる地味な仕事である。ときに喜びがあるけれども、たいていはうんざりすることばかりで、しばしば苦しみでもある。けれども、ケアはつねに意味に溢れている。今日、われわれの政治的無関心、燃え尽きの危機、ヘルスケア・システムへの不満、これらを前にしてクラインマンは、自分たちと医師にいかに気まずい質問を投げかけなければならないのかを力説する。ケアをすること、われわれを必要としている人のために「そこにいる」こと、そして慈しみを示すことは、深く情緒的で人間的な経験であり、われわれにとっての本質的な価値観の実践であり、職業的な関係および家族関係の中心となるものである。ケアの実践は、医学と人生においてかけがえのないものは何なのかを教えてくれる。【商品解説】
著者紹介
アーサー・クラインマン
- 略歴
- 〈アーサー・クラインマン〉医学博士。作家。ハーバード大学医学部の精神医学および医療人類学の教授。同大学芸術科学部のエスター・アンド・シドニー・ラブ財団の人類学教授。著書に「病いの語り」など。
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