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紙の本
あるヒトラーユーゲント団員の日記1928−35 「総統に仕えた」青年シャルの軌跡
著者 アンドレ・ポスタート (編著),須藤 正美 (訳)
生活と心情、人種差別と歪んだ愛国心、各組織や団体の内情…。ナチズム運動に身を捧げ、総統を崇拝して成長した若者シャルが、15〜22歳の日々を生々しく綴った一級の史料。カラー...
あるヒトラーユーゲント団員の日記1928−35 「総統に仕えた」青年シャルの軌跡
あるヒトラーユーゲント団員の日記 1928-35:「総統に仕えた」青年シャルの軌跡
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商品説明
生活と心情、人種差別と歪んだ愛国心、各組織や団体の内情…。ナチズム運動に身を捧げ、総統を崇拝して成長した若者シャルが、15〜22歳の日々を生々しく綴った一級の史料。カラー口絵、解説、注釈付き。【「TRC MARC」の商品解説】
ヒトラーが政権に就く前後の重要な一次史料
ドイツの小都市の知識階級の家庭に生まれ育ったシャルは、15歳から22歳まで詳細な日記をつけていた。時代はヒトラーが政権に就いた前後であり、日記の記述の中心は青少年期を決定づけた「ヒトラーユーゲント」との関係だ。シャルはナチズム運動に身を捧げ、総統を崇拝して成長する若者の生活と心情、各組織や団体の内情を生々しく筆記しており、編集・解説・注釈が補足された本書は、重要な一次史料といえる。
シャルは、ヘルマン・ヘッセの親友でナチに嫌悪を抱いていた神学教師の父、民主主義、「腐りきって崩壊した世界」への反抗的な行動に及ぶ。日記にはますます人種差別的で、外国人を敵視する響きが混じるようになる。やがてシャルは従軍するも重傷を負い、同志たちも非業の死を遂げた。戦後、シャルは戦争の非人間性とヒトラーの狂気に目を開かされたものの、自らのヒトラーユーゲント体験に完全に距離を置くことはできなかった。
プロパガンダに操られ、総統への崇拝、人種差別に憑かれたシャルの姿は、かつて戦争に巻き込まれた日本の若者と重なって見える。編著者はハンナ・アーレント全体主義研究所ほかで活動する歴史学者。【商品解説】
著者紹介
アンドレ・ポスタート
- 略歴
- ハンナ・アーレント全体主義研究所その他で活動するドイツの歴史学者。本書では、数奇な運命をたどって散佚を免れた「ヒトラーユンゲ」(ヒトラーユーゲント団員)のフランツ・アルブレヒト・シャルの日記本文を、彼の人生の局面ごとに区分し、彼の置かれた環境や時代背景に関する的確な解説を付した。
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