電子書籍
ほんとの自分を思い出す
2022/01/04 08:42
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こころが温まり、何か優しいものにほわっと包まれるような感覚になりました。『違うことをしない』生き方はとことん自分を見つめ、周囲との関係を見直し、一皮ずつ丁寧に自分を剥いていくような生き方なのかもしれないな、とチラっと思いました。自分も違うことをしない生き方をしていきたい。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん。何かよく分からなかったです。その前に読んでいた本がマズかったかもしれませんね。とりあえず、外れだった。
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大好きばななさん。彼女の真っ直ぐな人間らしさに背筋がピン!となる。
当たり前だけどなかなかできない。答えはシンプルなのに難しく考えてしまう時はバナナさんに限る。
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ある決意のため、背中を押してほしくて、自分の決意は誤ったものではないと言って欲しくて、選んだ一冊。
でも。どこかに。帯でも、背表紙でも、とっても小さくてもいいからどこかに書いてほしかった…スピリチュアルだということを…!!
そう、わたしはスピが苦手だ。散りばめられた「神様」や「宇宙」を感じることが、きちんと理解することが、できなかった…
久々に飛ばし読み。
最終的には、背中を押してもらったことになるのだろう。わたしは、ある決意ができた。
あれから一週間。何度も頭の中で、その決断が正しかったのかと反芻しては、やはり正しかったのだと落とし込む。これを何度も繰り返してる。その決断が正しかったのかなんて、今でもはっきり言って分からない。それを正しかったと思えるように生きていく。自分自身で決断するって、そういうことだと思ってる。いや、でも…ここでまた今自分の言ったことを反芻して、揺れる。揺れながら生きていく、そういうもの。
帯の説明では、「違うこと」とは、嫌なことをしないことでも、ただ正直に生きることでもありません。それがいったいどういうことかわかったら、人生が急に拓けます。
と、あって、
P14「『違うことをしない』って、どういうことなんでしょうね。『したいことをする』っていうのとすごく似てるけど、微妙に違うんですよ。言葉で説明するのがちょっと難しいのですが、ヘンに力が入ったり、ちょっとでも圧がある感じがあったら「あ、こういうことじゃないな」と思う感じ。もっとこう、流れみたいなものに乗っていく感じ。その瞬間にする行動はほんとうにいつもひとつだけ。
P16「たとえ微かな兆しでも、自分が『したくないこと』を受け流さない。『まあ、いいか』って安易に人に合わせない。妥協しないで実行することで、流れがちょっと変わる」
つまり、一番近い感覚としては、「違うことをしない=違和感を感じたことをしない」「違和感を放置しない」ということ?うん、それはわかる。何事においても、「違和感」て大事で、放置はしない方がいい。
だけど。
P17「結局、その瞬間その瞬間のその人にとっての正解みたいなものって、ひとつしかないんですよ。それは誰が決めるんでもない、宇宙の流れと本人の人生が交わる点でおのずと決まってくるものなんです」
宇宙の流れ…?正解って本当にひとつなの…?と、そこを疑いだしてしまって、ばななさんが仰る「違うことをしないこと」、それをきちんと理解できていないような気がしてる。だから、わたしはちゃんとこの作品を理解した上で背中を押されたわけではなく、大切なことを決断する力がほしかっただけなのではないか。
P136「子どもの頃『こうしたい』と思っていた自分を殺さずに、生き延びさせるって、本当に大変なことで、周りの声に『もっとこうすべき』みたいなことを思い込まされてるうちに、本当はどうしたかったのかがわからなくなっちゃったりする。知らず知らず、自分の本心を抑えつけて、ないことにしちゃう。それで息苦しいんだと思う」
というのと、
P162「食欲とか性欲とか何でもいいけど、『欲をあんま��育てちゃいけない』って、どの宗教でも言うけど、ほんとだなって感じがします」
っていう、一見矛盾しているようなこの箇所。最初は混乱した。だって、全てではないと思うけれど、本音と欲って、表裏一体じゃない?
たぶん、「抑えつけられた本心」っていうのはこの社会の中で生きている以上確実に誰の心にも存在していて、その生きづらさがあるからこそ、「違うことをしない」っていうメッセージが刺さるのだと思う。でも一方で、欲を調整する「もっとこうすべき」の存在によってわたしたちはバランスを取って生きてる。どちらかがバランスを崩すとそれではまた生きづらくなる。わたしはこの「生きづらさ」の処方箋を、スピリチュアル以外のもので、欲していたのかもしれない。
この作品では「愛」と「宇宙」のメッセージがすごく強くて、どちらも明確な説明もないので、わたしはこの作品の中で語られる「愛」も「宇宙」も、身近に感じることができなかった。
人生ってその瞬間がすべて選択の連続で、だから「違うことをしない」って、すごく身近なことように感じたのだけれど、わたしにとっては、今回は少し「違った」みたいでした。
でもね。スピ苦手とか言って、そのくせ厄年とかはめちゃ信じる自分がいるんです。
というか、自分に起きた悪いことを、厄年のせいにしがちなのだ。
今年は本厄。
来年は後厄。
本厄だろうと前厄だろうと後厄だろうと、いつだって人生に厄はつきものなのかもしれない。いや、そう思っているということは、どこかでわたしは「違うこと」をしている可能性がある、ということなのか!?
2022年が、わたしにとっても、皆さんにとっても、楽しい一年でありますように。
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帯にあった「お守りのような一冊」、まさにその通りだなと思った。
「なんか、しっくりこない」と思って、みんながやっていることをやらなかったり、やめたりしてきた。それでよかったんだ。それが分かって本当によかった。
これからも自分が違うと思ったことは、無視しない。というか自分が感じていることを無視したりすること自体が、やってはいけないことだよね。自分の声を聞いてあげられるのは、自分しかいないんだから。
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我こそは吉本ばななさんのファンである!と、自信を持っていえる人だけ読めばいい本。
ご本人の人と成りが出ているように感じて、おもしろく思える部分もあるにはある。ただまぁ、やっぱり作家さんというのはとんでもなく変わってて、本書に書かれていることに共感できるか、といわれれば全くもって共感できない。「何言ってんだ、この人」って思う部分も少なくなかったのが正直なところ。
この本の内容について「わかる〜」って思えた人は、もしかして名作家になれるのかもしれない。
頭が良すぎる人はその秀でた知能によって理屈をこねくり回した結果、自分が信じたことを疑わなくなるらしいが、吉本ばななさんもまさにそうなんじゃないかと思えた一冊。
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キッチンしか読んだことないけど割と本人は強めなタイプで驚いた笑
ここまでズバズバ切り捨てる相談コーナーひさしぶりにみた
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ちゃんとよしもとばなな作品を読むのは初めて。
タイトルとは違って、宇宙マッサージの方との対談から一気にスピリチュアルで飛ばす部分もありで星2。
序盤と終わりの終わりは読みやすく、この本でばななさんの前世も知ることになるし、どんな方かはよくわかります。
人生に、神様が定めるタイミングは確かにあるだろうし、気や幽霊も信じる人やそうでない人もいるなか、考え方一つで人生で起こるさまざまななことを肯定的にも捉えられるとは思った。
自分の直感を信じること。
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何度も何度も読み返したいと思える本。本当に良かった。
スピリチュアルな部分も多かったけど、それでも伝えたいことの本質がよくわかった。
違うことをしないこと。それだけで自分が向かいたい方向に自然と向かえると、本当に思う。
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違うことをしないこと
というタイトルに惹かれて購入
ばななさんの生き方考え方がたっぷり詰まっているのかなあと思っていましたが結構対談が長めです。
そして結構スピリチュアル…
特にプリミ恥部さんの宇宙エネルギーの話はそういった類が苦手な方は一定数いらっしゃるかと思います。私も正直読み飛ばしてしまいました…
ただ、なんか違うな、とか人に言われてやってしまうこと流されてしまうことって誰しもあるじゃないですか。
それを続けてしまうことで体調を崩してしまったり落ち込んだり、自分を守るために違うことをしないことをするといいんです。
っていうのがまだイマイチ掴みきれてないんですが…まずは自分の感覚的なものを大切にすることから始めてみたいなと思いました。
自己啓発というよりは吉本ばななさんの考えが込められた本なので彼女のファンや作家さんの考え方を覗いてみたい方はいいのではないでしょうか。
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つらいことが起こっている時が、変わるチャンスになる。
落ちてたら
底まで落ちていたら、失うものがないから、自分の意識を上げる方に変換できる。
何も失うものがないから。
辛いことが起こった最中は、チャンスだとはどうしても思えないけれど、辛いこと=チャンスだくらいにしっかりそう覚えておこうと思いました。
辛いことが来た時にしっかり次のステージにいけるように。
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宇宙マッサージとか宇宙パンあたりがよく分からなかったけど、ばななさんの文章はすんなり入ってくる感じがあった。「違うこと」って感覚はなんとなく分かるような。「初期設定」したいんだけど、なかなか自分にとって何が最優先か、とか、うーん定まらないんだよなあ。
ばななさんが作家という道をもう5歳ぐらいで決めてしまったのがよかったかも、と言っていたのに共感。私も大学受験前に絞って決めないと、自分は多分頑張れないと思って、今の職に決めて、結局よかったかなあと思う。そしてここからだー、ここから先の人生をどうしようか。うーむ。
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違うこと(角川文庫)
著作者:吉本ばなな
発行者:KADOKAWA
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
自分を生きるって難しいけれど「これをすれば幸せになるとか」「これを止めないと不幸になる」ということではない。
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流れに乗って生きていきたい
あの違和感は、流れに逆らっていたからなんだって分かった、忘れたくないなぁこの本
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合う合わないが結構はっきりある本かもしれません。自分は残念ながら上手く受け入れられませんでした。特にプリミ恥部さんのお話が独特な用語も多く独自の世界観も強かった為、難解に感じられ読んでいて少々しんどく感じました。
今は経験不足もあり、理解に及ばないので…
何時かばななさんの茶道部の活動でのお話のように
必要な経験だったんだなと思える日がくるといいなと思いました。