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商品説明
ふたつの世界大戦、米ソ冷戦、キューバ危機と世界の多極化、アフガニスタン戦争…。「異常な世紀」としての20世紀の淵源を探った上で20世紀国際政治の軌跡をたどり、21世紀国際政治を展望する。【「TRC MARC」の商品解説】
20 世紀は人類史における一大転換点であったと後世の歴史家は評価することになるであろう。「人は自分の生きている時代を誇大視する」傾向があるとはいえ、20 世紀に起こった数えきれない戦争・革命・ジェノサイドや全人類を一瞬にして絶滅させる核兵器が登場したことを想起するだけでも、この世紀が人類史において異常な世紀であったと言わざるを得ない。20 世紀に発生した二つの世界大戦では死者約7,000 万人、負傷者約5,500 万人の犠牲者を生み出し、その後の米ソ冷戦期に発生した戦争・内戦では約2,000 万人が犠牲となった。本書は「異常な世紀」としての20 世紀の淵源を探った上で、20 世紀国際政治の軌跡をたどり21 世紀国際政治を展望する素材を提供するものである。【商品解説】
目次
- 序章 産業革命と近代資本主義の生成
- 第1章 第一次世界大戦
- 第1節 大戦発生の背景
- 第2節 大戦の展開
- 第3節 大戦の結果と国際政治史的意義
- 第2章 戦間期の国際関係
- 第1節 「相対的安定期」としての1920年代
- 第2節 世界恐慌と「ブロック化」の1930年代
- 第3節 日本の対応
- 第3章 第二次世界大戦の発生・展開・終結
著者紹介
滝田 賢治
- 略歴
- 〈滝田賢治〉1946年横浜生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。中央大学名誉教授。著書に「太平洋国家アメリカへの道」など。
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かつての講義がよみがえり、落涙した
2022/06/27 13:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しおかぜ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は1990年代なかば、著者の国際政治史の講義と、外国書購読の授業を受けたことがある。本書を読んで、当時の講義ノートを読み返すと、あのころの講義がよみがえってきて、思わず落涙した。
当時、著者の講義には教科書はなかった。毎回の講義と補足の資料が配られていた。本書は、それを体系的に整理した本である。この本を読めば分かると思うが、学生時代の友人の中には、著者の講義を「高校の世界史みたい」と評する者もいた。私も、それを全面的には否定しない。しかし、あらゆる理論にしろ評価にしろ、まずは客観的な事実認識がなければ成り立たないのも事実である。
私にとって、ベトナム戦争は、生まれる前の出来事である。それと同じように、今の学生にとっては、湾岸戦争は生まれる前の出来事なのだろう。毎年、若い世代が加わってくる大学という場面で教える著者が苦労したという「あとがき」の一節に、すでに中年期を迎えた私も、強く共感する。