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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/01/11
- 出版社: ワン・パブリッシング
- サイズ:19cm/223p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-651-20201-3
読割 50
紙の本
鎌倉草創 東国武士たちの革命戦争
著者 西股 総生 (著)
石橋山で惨敗した頼朝は、なぜ短期間で復活できたのか? NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」中世軍事考証担当者が、武家政権の本質を解き明かす。関東略図・系図等の資料も収録。『...
鎌倉草創 東国武士たちの革命戦争
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商品説明
石橋山で惨敗した頼朝は、なぜ短期間で復活できたのか? NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」中世軍事考証担当者が、武家政権の本質を解き明かす。関東略図・系図等の資料も収録。『歴史群像』連載に加筆して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
●大河ドラマ「鎌倉殿の13人」中世軍事考証担当者が解き明かす、
これまで語られなかった武家政権成立史!
●さまざまなギモンが氷解! “腑に落ちる"鎌倉幕府成立史
「この年の十月七日、頼朝は伊豆・相模・武蔵と房総三国の武士たちを率いて、鎌倉に入った。石橋山での敗戦から二か月を経ずして、革命軍は南関東一円を実効支配下に置いたのである。かかる驚異的な勢力回復が、なぜ可能だったのだろうか。実は、この頼朝の驚異的な回復にこそ、鎌倉幕府成立のカギが隠されている。そのカギをさぐる上でもっとも大切なポイントは、武士たち――武を生業とする戦士階級――が結集してつくった軍事政権、という幕府の本質的な属性である。」(第一章「折れた革命」より)
歴史好きの方にとっても、戦国や幕末に比べると、深くは理解できていないであろう鎌倉幕府成立期。たとえば多くの方は以下のような疑問を抱いているのではないでしょうか。
・石橋山で惨敗した頼朝は、なぜ瞬く間に勢力を回復し、再び平氏打倒の軍を結集し、平氏打倒を実現できたのか?
・義経は天才と言われるが、具体的にどこがどのように天才だったのか?
・頼朝はなぜ、朝廷を打倒しなかったのか?
・幕府の実権を握った北条氏はなぜ、お飾りの将軍を担ぎつづけたのか?
・鎌倉幕府の成立は結局いつと考えればよいのか?
本書では、鎌倉幕府を、「武士たちがつくった軍事政権」との事実から読み説いていくことで、その本質に迫ります。またその過程でこうしたギモンも解消していきます。
●著者は戦国期の軍事と城の専門家。戦国史ファンにこそ読んで頂きたい武家政権成立の物語
著者は『戦国の軍隊』『東国武将たちの戦国史』『パーツから読み説く戦国期城郭論」など、中世の軍事と城郭に関する本を多数著しており、大河ドラマでは、2016年の『真田丸』では戦国軍事考証を、そして今年の『鎌倉殿の13人』では中世軍事考証を担当しています。
戦国時代と鎌倉時代は、同じ中世といはいえ400年もの隔たり、武士たちが甲冑を着て弓矢や刀剣で戦うのは共通していても、戦い方も軍事力の構成もまるで別物です。ではどこがどう違うのか? こういう点から、本書は戦国ファンの方にこそ読んでいただきたい1冊です。
●頼朝の挙兵から承久の乱までの40年を描く分析的通史
本書は、頼朝の挙兵から承久の乱までの通史の体裁になっています。また各章の末に、より理解が深まるコラムが1本入っています。【商品解説】
目次
- ★本書の内容(目次より)
- はじめに
- 【第一章】 折れた革命 〜以仁王の令旨と頼朝の挙兵
- 1.カントリーライフの貴公子
- 2.頼朝、起つ
- 3.革命軍敗走
- 【第二章】 武家政権前夜 〜院政と武士の政治進出
- 1.公地公民から荘園へ
- 2.院政と軍事貴族
著者紹介
西股 総生
- 略歴
- 〈西股総生〉1961年北海道生まれ。学習院大学大学院史学専攻・博士前期課程修了。フリーライター。著書に「戦国の軍隊」「杉山城の時代」など。
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