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紙の本
時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子 (講談社学術文庫)
著者 粂 和彦 (著)
動物、植物、昆虫、細菌…。地球上の生物はほぼすべて、生物時計をもっている。分子生物学が解き明かした生物時計の驚異のメカニズムから、時計とうまく付きあう方法まで解説し、「生...
時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子 (講談社学術文庫)
時間の分子生物学 時計と睡眠の遺伝子
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商品説明
動物、植物、昆虫、細菌…。地球上の生物はほぼすべて、生物時計をもっている。分子生物学が解き明かした生物時計の驚異のメカニズムから、時計とうまく付きあう方法まで解説し、「生物はなぜ眠るのか」という最大の謎に挑む。〔2003年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
ほぼすべての生物の遺伝子が、「24時間」のリズムを刻む謎。
生物はなぜ眠るのか? この生命最大の謎にまだ完全な答えはありませんが、約24時間のリズムを刻む生物時計は、人間や高等動物だけではなく、昆虫、草木、単細胞生物にも備わっていて、ほとんど同じ遺伝子を使っていることがわかってきました。
なぜか午前中は時間が早く経つように感じられる。目覚まし時計の少し前に目が覚める。時差ボケがつらい――こうした多くの人の経験は、春になると桜が咲くこと、渡り鳥が方角を間違えないこと、蛹がかならず早朝に羽化することと同じ、この生物時計のリズム(サーカディアン・リズム=概日周期)によるものです。そして、地球上のほとんどすべての生物の遺伝子には、先天的にこのリズムが組み込まれています。
この生物時計はどういう仕組みで動き続けているのか。そこで「眠り」はどういう役割を果たしているのか―ー?
生物時計と睡眠研究の第一人者である著者が、解明されてきた謎といまだ解明されない謎をわくわくする筆致で描いたベストセラー。日々の実感と地球生物全体が遺伝子でつながる感動に、最新の成果を盛り込み、待望の文庫化!
・平成16年、講談社出版文化賞・科学出版賞受賞作
・本書のテーマのひとつ、「概日周期を制御する分子機構の解明」は、2017年のノーベル医学生理学賞受賞
【目次より】
1章 なぜ生物時計があるのか
2章 脳の中の振り子
3章 生物時計の部品の発見
4章 分子生物学が明かした驚異のしくみ
5章 不眠症のハエから睡眠遺伝子を探る
6章 睡眠の謎
7章 生物時計は睡眠をどう制御しているか
8章 睡眠研究の突破口 ナルコレプシー
■生物時計と睡眠をもっと知るためのブックガイド
【商品解説】
目次
- 1章 なぜ生物時計があるのか
- リズム、リズム、リズム/さまざまな周期の生物現象/生物時計/生物時計の四条件/時刻の手がかりを隠して実験/次に必要なことを準備する/季節を知る/方角を決める/細胞分裂を超えて引き継がれる時刻情報/生物時計は人間にも必要か
- 2章 脳の中の振り子
- 生物時計のグリニッジ天文台/光の刺激/光は時計を進めるか、遅らせるか/いま何時?/化粧のタイミングと時間治療/二五時間説の誤解と真実/概日周期は老化する?/軍隊が生物時計に興味をもつ理由/なぜ目覚まし時計が鳴る直前に目が覚めるのか
- 3章 生物時計の部品の発見
- 概日周期は遺伝子が規定している/遺伝子・ゲノム・DNA/mRNAからタンパク質へ/遺伝子が似ている/遺伝子に書かれている機能と書かれていない機能/部品は見つかったが/遺伝学の手法/マウスのクロック遺伝子/人間とハエがつながった/時間生物学の研究ラッシュ
- 4章 分子生物学が明かした驚異のしくみ
- 振り子と針/ネガティブ・フィードバック/なぜタンパク質の量が周期的に変わるのか/ショウジョウバエの振り子/大切な部品がひとつ足りない/光を感じるタンパク質/二兎を追う者の幸運/時計だらけにだった私たちの体/時計から睡眠へ
- 5章 不眠症のハエから睡眠遺伝子を探る
- 睡眠とは何か/遺伝学の「黄金の道具」 なぜショウジョウバエか/赤外線行動観察装置/虫も眠る?/ショウジョウバエの「睡眠」/断睡に弱いハエの発見/ハエと人間の睡眠は同じか 仮定としての「原始的睡眠」/睡眠はどう進化してきたか/「眠っている」と「動きを止めている」の境界線/不眠症のハエがいた/太く短い人生?/ハエの研究から人間の睡眠を探る
著者紹介
粂 和彦
- 略歴
- 1962年、愛知県生まれ。名古屋市立大学教授。分子生物学者・医師(睡眠学会睡眠医療専門医)。東京大学医学部卒。大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。ハーバード大学・タフツ大学客員研究員、熊本大学発生医学研究センター准教授を経て現職。生物時計と睡眠のメカニズムを研究。Cell, Nature, Science 誌などに論文を多数発表しつづける第一人者。内科医として睡眠障害の診療も行う。著書に『眠りの悩み相談室』(ちくま新書)、訳書に『脳神経倫理学』(篠原出版新社)など。
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