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紙の本
私たちのサステイナビリティ まもり、つくり、次世代につなげる (岩波ジュニア新書)
著者 工藤 尚悟 (著)
「サステイナビリティ」とは何か。気鋭の研究者が、若い世代にむけて、その概念の意味するところを独自の定義を提示しながら具体例を交えてわかりやすく解説する。さらに、より専門的...
私たちのサステイナビリティ まもり、つくり、次世代につなげる (岩波ジュニア新書)
私たちのサステイナビリティ
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商品説明
「サステイナビリティ」とは何か。気鋭の研究者が、若い世代にむけて、その概念の意味するところを独自の定義を提示しながら具体例を交えてわかりやすく解説する。さらに、より専門的に学べる「サステイナビリティ学」も紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
企業のCSR活動や国連のSDGsで注目をあび、社会に浸透し始めた「サステイナビリティ」という概念。気鋭の研究者である著者は「私たちが将来にわたって持続していきたいことを考え、それをまもり、つくり出し、次世代につなげていくこと」と定義する。具体的な取り組みも紹介しつつ、若い世代にむけてわかりやすく解説する一冊。【商品解説】
「サステイナビリティ」とは何かを、気鋭の研究者が、若い世代にむけて、具体例を交えわかりやすく解説する。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 サステイナビリティを 「知る」
- 1 「サステイナビリティ」と聞いて思い浮かぶもの
- 2 語源は「下から支える」
- 3 「持続可能な開発」という考え方
- 4 サステイナビリティの描き方
- 5 サステイナビリティの存在と実在
- 第2章 サステイナビリティを 「問い直す」
- 1 「持続可能性」という和訳を問い直す
- 2 主語を問い直す
著者紹介
工藤 尚悟
- 略歴
- 〈工藤尚悟〉1984年秋田生まれ。サステイナビリティ学博士。国際教養大学国際教養学部グローバル・スタディズ領域准教授。
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次世代に何をどのようにまもり、つくり、つないでいくのか?その答えは「風土」の中にある!
2022/07/17 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゴルゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありそうでなかった、「そもそもサステイナビリティって何?」に答える本。
世の中、SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境・社会・ガバナンス)、脱炭素などの言葉を見ない日はないが、その根幹にあるサステイナビリティが何を指すのか、正解・不正解はともかく、自分なりの見解としてもはっきりと説明できる人はかなり少ないのではないか?(私も自信ないです)
筆者は、その答えを、自然環境と人間(文化・習俗)を包含した「風土」という概念に見る。
それは何ら変わらずにずっとそこに存在し続けるものではなく、むしろ季節や時代によって川が流量・流速やコース、そしてその中を流れるモノも変えながらも、川という仕組みとしては回り(流れ)続けるというような、極めて動的なもの、フローが生み出すもの。経年で、その時、その時代に起きたこと、経験したものも取り入れ、変化と再生を繰り返しながらも全体としてそこにあり続けるもの。
そういう「風土」の中にあってそれを構成する全ての主体(自然環境も人間も)が、それぞれ役割をもって風土を活かしつつあらたな面をつくり、まもって、次世代へつないでいく。風土に溶け込んで、そのたゆまぬ動き(フロー)の中に正の影響を与えられるもの、それこそがその持続する能力を高めること(=サステイナビリティの向上)につながる、と説く。
学際的で新しい学問領域とされるサステイナビリティ学分野で博士号を取得し海外に向けても意欲的に発信する筆者が、日本で最も過疎化・高齢化が進む秋田のコミュニティに住み込んで積み重ねた研究・検証。本書はその地理的にも時間的にも幅広い視野と、深い洞察に基づいて非常に示唆に富む内容となっている。サステイナビリティをより真正面から捉えたい人、自分や自分が属する組織が社会の何をまもり・つくり・つなげていくべきなのかという点のヒントを見つけたいという全ての人の必読書。
子ども(中学生以上か?)にもぜひとも読ませたい一冊!