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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/03/05
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:22cm/333,41p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7664-2800-1
- 国内送料無料
紙の本
農場と森林のプロイセン史 一六〜一九世紀の御領地・御領林経営
著者 飯田 恭 (著)
近世ドイツ・プロイセンでは、領主の直営農場を農民の賦役労働を用いて経営する農場領主制(グーツヘルシャフト)が普及していた。農場領主制の歴史を、森林の役割にも注目しながら、...
農場と森林のプロイセン史 一六〜一九世紀の御領地・御領林経営
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商品説明
近世ドイツ・プロイセンでは、領主の直営農場を農民の賦役労働を用いて経営する農場領主制(グーツヘルシャフト)が普及していた。農場領主制の歴史を、森林の役割にも注目しながら、数多くの原史料により濃密に描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
▼近世ドイツ・プロイセンの農場領主制(グーツヘルシャフト)の歴史を、森林の役割にも注目しながら、数多くの原史料により濃密に描き出す。
▼ヨーロッパ経済史の伝統あるテーマに新たな光を当てる国際水準の研究。
近世ドイツ・プロイセンでは、領主の直営農場を農民の賦役労働を用いて経営する農場領主制(グーツヘルシャフト)が普及していたことが知られている。一方で、賦役に従事する農民は御領林の木材を安価(または無料)で得る権利をもっていた。
グーツヘルシャフトの経営はこの義務と権利のあり方と密接に関わっており、19世紀の農民解放への道もその中にあったことを、16~19世紀にかけての御領林経営に関する緻密な史料分析によって明らかにする。【商品解説】
目次
- 序章 農場と森林の支配としてのグーツヘルシャフト
- 1 「普魯士国」の森−明治の留学生たちの眼差し
- 2 「調整令」に見るグーツヘルシャフトの構造−農場と森林の支配
- 3 研究史と本書の課題−グーツヘルシャフト研究の弁証法的発展の中で
- 4 対象地域の概要と史料
- 第1章 農場領主制の成立と森林条令(一六世紀)
- はじめに
- 1 東方植民による農地開発と中世後期の農地荒廃
- 2 農場領主制の成立と人口増加
- 3 森林資源の逼迫と森林条令の制定
著者紹介
飯田 恭
- 略歴
- 〈飯田恭〉東京大学経済学部卒。慶應義塾大学経済学部教授。専門は、ヨーロッパ社会経済史(近世・近代ドイツ農村・林野史)。
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