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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/15
- 出版社: Opus Majus
- サイズ:19cm/207p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-905520-18-4
紙の本
風紋哀詩
著者 倉石 清志 (著)
晩唐のシルクロード。知恵の探求の生を切望するサマルカンドの商人は、敦煌で盗賊によって捕らわれの身となり、楼蘭遺址の財宝探しに拘引される。そこで反宇宙的二元論の思考を克服し...
風紋哀詩
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商品説明
晩唐のシルクロード。知恵の探求の生を切望するサマルカンドの商人は、敦煌で盗賊によって捕らわれの身となり、楼蘭遺址の財宝探しに拘引される。そこで反宇宙的二元論の思考を克服し…。焦熱砂漠を舞台に紡がれる物語。【「TRC MARC」の商品解説】
舞台は晩唐、絹の道(シルクロード)。亡国〈楼蘭〉の風の慟哭。無常の世を嘆くかのように吹き荒れている。一人の康国(サマルカンド)の商人がいた。彼は知恵の探求の生を切望する稀有な者であった。不運にも敦煌にて、その商人は貪汚な盗賊の〈隻眼〉と〈痩躯〉によって捕らわれの身となり、楼蘭遺址の財宝探しに拘引される。砂漠と盗賊による「真実の地獄」の状況は、彼の心底に眠る僅かな反宇宙論的思想を覚醒させ、増大させた。だがそれでも、至高者(第一原因)としての最高善に向けて純化する魂があった。憂悶する思惟の颶風。最高悪の概念との対峙。内なる善悪の葛藤から知恵による浄化へ。商人は反宇宙的二元論の思考を克服し、実体一元論の思想によって最高善の最高完全性の認識に到達することになる。連綿として伝えられる風紋の如き知の教えに根差す普遍性に読者を導く。縹渺たる焦熱砂漠を舞台に紡がれる討究する魂の思想書。【商品解説】
著者紹介
倉石 清志
- 略歴
- 倉石 清志(Seiji Kuraishi)
1975年 福岡県生まれ
長崎純心大学大学院博士後期課程修了。博士(学術・文学)
専攻は哲学、文学
〔著書〕『創られざる善 創作に関する書簡集』、『隠者の小道』、
『永劫選択』、『最も近き希望』、『陽だまり 他一篇』、
『尊敬についての随想』、『夢想』、『多くの一人』(監修)
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