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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/20
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/285,9p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-09535-4
- 国内送料無料
紙の本
死と歴史 西欧中世から現代へ 新装版
著者 フィリップ・アリエス (著),伊藤晃 (訳),成瀬駒男 (訳)
12世紀から今までの、人間の禁忌のテーマ「死」「死を前にしての態度」について、その変わった部分と変わらない部分、そして20世紀の産業化・都市化の果ての未曾有の断絶について...
死と歴史 西欧中世から現代へ 新装版
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商品説明
12世紀から今までの、人間の禁忌のテーマ「死」「死を前にしての態度」について、その変わった部分と変わらない部分、そして20世紀の産業化・都市化の果ての未曾有の断絶について考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
「まず私たちが出会ったのは、非常に古くからあり、非常に永続的な非常に巨大な感情、受動的な諦めと神秘的な信頼との中間にある、恐怖も絶望も伴わぬ、死との親近感でした。……死とは、自身の人格が、無化するのではなくて、眠ることになる〈運命〉を各人が認めることなのです。……この信仰は、今日のわれわれが考えるほど、前の時間と後の時間、生と死後の生とを対立させはしません」
「近代になると、死のとりあげ方やその儀式には一見連続性があるようでも、死は問題とされるようになり、一番なじみ深い物事の世界から、ひそかに離れていきました。想像界では、死はエロティシズムと結びつき、日常の秩序からの断絶を表わすようになりました」
『〈子供〉の誕生』では、〈小さな大人〉から〈子供〉への家族の感情・心性の歴史を、そして、『死を前にした人間』では、数多くの図像、文学作品、墓碑銘、遺言書をもとに、〈飼いならされた死〉から〈汝の死〉への感情・心性の歴史を描いた、歴史家アリエスによる講演・論文集。大著『死を前にした人間』を凝縮した内容の講演「死を前にしての態度」や、歴史家の方法論にも触れた「ホイジンガと死骸趣味の主題」「集合的無意識と明確な観念」などの論文を収めている。死生観が揺らぎ続けている現代に、本書から歴史に学び、俯瞰する視点を読み取ることができるであろう。【商品解説】
目次
- 序――終ることのない書物の物語
- I 死を前にしての態度
- 飼いならされた死
- 己の死
- 汝の死
- タブー視される死
- 結論
- II 研究の道程 1966-1975
著者紹介
フィリップ・アリエス
- 略歴
- (Philippe Ariès)
1914年、ロワール河畔のブロワで、カトリックで王党派的な家庭に生れる。ソルボンヌで歴史学を学び、アクシヨン・フランセーズで活躍したこともあったが、1941-42年占領下のパリの国立図書館でマルク・ブロックやリュシアン・フェーヴルの著作や『アナル』誌を読む。家庭的な事情から大学の教職には就かず、熱帯農業にかんする調査機関で働くかたわら歴史研究を行なった。『フランス諸住民の歴史』(1948)、『歴史の時間』(1954、1986、杉山光信訳、みすず書房、1993)、『〈子供〉の誕生』(1960、杉山光信・杉山恵美子訳、みすず書房、1980)、『死を前にした人間』(1977、成瀬駒男訳、みすず書房、1990)などユニークな歴史研究を発表し、新しい歴史学の旗手として脚光をあびる。1979年に社会科学高等研究院(l’École des Hautes Études en Sciences Sociales)の研究主任に迎えられる。自伝『日曜歴史家』(1980、成瀬駒男訳、みすず書房、1985)がある。1984年2月8日歿。
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