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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/06/29
- 出版社: 徳間書店
- サイズ:18cm/259p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-19-865481-8
読割 50
紙の本
沈黙する歴史 (NEW CLASSIC LIBRARY)
著者 西尾 幹二 (著)
「敗戦」からすでに半世紀有余にもかかわらず、依然として自己蔑視と“あなた任せ”の敗北主義に覆われたままの日本。先の大戦から戦後史にいたる呪縛のメカニズムを解き明かし、自立...
沈黙する歴史 (NEW CLASSIC LIBRARY)
沈黙する歴史
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商品説明
「敗戦」からすでに半世紀有余にもかかわらず、依然として自己蔑視と“あなた任せ”の敗北主義に覆われたままの日本。先の大戦から戦後史にいたる呪縛のメカニズムを解き明かし、自立自存の日本人像を提示する。〔1998年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
歴史の無言の語りかけに耳をすませば、日本人の心の深淵が見えてくる。
歴史の呪縛から日本を解放し、自立自存への道を提示した名著復活!
歴史には、われわれにはまだ見えていない隠された部分がある――。「敗戦」からすでに半世紀有余、にもかかわらず日本は依然として自己蔑視とあなた任せの敗北主義に覆われたままだ。われわれは戦争に敗れただけでなく、戦後における戦争、言葉の戦争に敗れたのではないか。勝敗において敗れただけでなく、政治においても敗れた――このことが「敗戦」の本当の意味ではないのか。
戦勝国の言うことを聞いているような顔をして実際には言うことを聞かないナショナル・プライドの発揮の仕方というものがある。日本人はその手段として「平和憲法」と「経済力」を利用したのではなかったか。どちらもがルサンチマンのはけ口であったがゆえに、自己制御が不可能なまでに強力でありつづけ、今も強力である。これあるがゆえに日本人は自分で自分を不自由にし、自分で自分を苦しめ、あえいでいる。
われわれはそろそろこの桎梏から自己自身を解放する必要があるだろう。歴史の無言の語りかけに耳目を開くべきときではないのか。
先の大戦から戦後史にいたる呪縛のメカニズムを解き明かし、自立自存の日本人像を提示した渾身の論考。【商品解説】
著者紹介
西尾 幹二
- 略歴
- 〈西尾幹二〉昭和10年東京生まれ。東京大学大学院文学博士。電気通信大学名誉教授。専攻はドイツ思想と歴史哲学。正論大賞受賞、瑞宝中綬章受章。著書に「ニーチェとの対話」「保守の真贋」など。
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