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商品説明
西側の論理では片づかない現実がある−。「南」に広がる中国の一帯一路。ウクライナ危機を契機に露わとなりつつある「世界の分断」を、「新冷戦の米ロ」対「一帯一路の中国」という構図で読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
岡倉天心記念賞(国際アジア共同体学会)2022年度受賞!!
ウクライナ侵攻に対して、ロシアに対する経済制裁への同調国は36カ国、同調しなかった国は145カ国。その一方、ロシア侵攻直後に開催された国連総会で採決された撤退要求決議では4カ国(ベラルーシ、シリア、エリトリア、北朝鮮)以外、すべて賛成ないし棄権している。「アジア、アフリカ、ラテンアメリカ地域が判断に迷いつつ、独自の判断をしていることがわかる」「ロシアの侵攻は許されない、が、それを機に西側が結束して自分たちに悪徳がなかったように主張することに同調していいものかどうか、という迷いではなかろうか」(「はじめに」より)。著者は今回のウクライナ危機で、底流にくすぶっていた「南北問題」が表面化したと捉え、問題の本質に鋭く切り込む。
【帯文】
民がいて、暮らしがあって
歴史が流れ、民族と宗教が交錯する
ウクライナ、ロシア、ヨーロッパ
中国・ウイグル、アメリカ、日本
香港、台湾……
西側の論理では片づかない現実がある【商品解説】
目次
- はじめに――分断される世界
- 第Ⅰ部 新冷戦のアメリカ、経済利益の中国
- 第1章 気になって仕方がない日本のウクライナ報道
- 第2章 ウクライナ危機の本質は何か
- ――新冷戦の米ロ関係と「一帯一路」の中国戦略
- 第3章 バイデンとトランプの違いはどこにあるか
- [コラム] 東アジア共同体から「一帯一路」へ
- 第Ⅱ部 中国の影響拡大は「経済」で進む
- 第4章 世界のパワーバランスは「経済」が決める
- 第5章 「一帯一路」の実際
著者紹介
大西 広
- 略歴
- 〈大西広〉1956年生まれ。京都大学大学院修了。同大学名誉教授、慶應義塾大学名誉教授。日中友好協会副理事長。経済学博士。著書に「マルクス派数理政治経済学」「中国に主張すべきは何か」など。
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