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読割 50
紙の本
邱飯店交遊録 私が招いた友人たち (中公文庫)
著者 邱 永漢 (著)
自他ともに認める食道楽でもてなし好きの邱永漢の家には、文人墨客から経済人まで大勢の友人が訪れた。佐藤春夫と檀一雄を歓待した時分から、本田宗一郎との食卓まで、約30年間のゲ...
邱飯店交遊録 私が招いた友人たち (中公文庫)
邱飯店交遊録 私が招いた友人たち
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商品説明
自他ともに認める食道楽でもてなし好きの邱永漢の家には、文人墨客から経済人まで大勢の友人が訪れた。佐藤春夫と檀一雄を歓待した時分から、本田宗一郎との食卓まで、約30年間のゲストとその日のメニューを振り返る。〔「邱飯店のメニュー」(中公文庫 1985年刊)の改題増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
自他ともに認める食通で、もてなし好きの著者の家には、文人墨客から経済人まで大勢の友人が訪れた。いつしか自宅は「邱飯店」と呼ばれるようになる。あばら家の七輪を駆使して佐藤春夫と檀一雄を歓待した時分から、食卓で最も笑いの絶えなかった人・本田宗一郎の思い出まで。約三十年分のゲストとその日のメニューの記録を振り返る、愉快で美味しい交遊録。それはある時期の日本文化や経済界の裏面史でもある。
『邱飯店のメニュー』改題。檀一雄が舌鼓をうった「野鳥巻」と安岡章太郎のお気に入り「芋頭扣肉」のレシピ、人名索引付き。
〈解説〉畑中三応子
目次
最初のお客は佐藤春夫と檀一雄/〝一本刀土俵入り〟の世界/〝邱飯店〟開店/健啖こそ長寿の秘訣/金を想うがごとく友を想う/メシで釣って文壇へ/〝第三の新人〟と友達に/五味康祐、そして有馬頼義/『ミシュラン』『あまカラ』『東京いい店うまい店』/小島政二郎・白井喬二・子母沢寛/梅崎春生のメスの羊/〝邱飯店〟の名付親・池島信平/スポンサーの鑑・鶴屋八幡/大編集者の風貌と条件/〝日本料理は滅亡する〟/宰相御曹司、舌鼓を打つ/獅子文六の「バナナ」/市村清と今東光のコンビ/栗田春生の痛快な人生/大屋晋三とカ、カ、カのかあちゃん/メニューに出ない料理のメニュー/〝違いのわかる男〟たちの話/永遠の少女・森茉莉/西洋料理のコックを雇う/政情が描く台湾の料理地図/コックを雇って精神修養/年と共に変る料理の中身/大宴のメニューは自分でつくる/宰相夫人佐藤寛子ミニおばさん/〝食通知ったかぶり〟紳士録/紅焼大網鮑と砂鍋大排翅/『邱家の中国家庭料理』楽屋話/美食と大食は紙一重/カミナリ族の大親分本田宗一郎/高度成長の立役者盛田昭夫夫妻/招待状を書く楽しみは残しておいて【商品解説】
著者紹介
邱 永漢
- 略歴
- 邱永漢
一九二四(大正十三)年、台湾の台南市に生まれる。東京帝国大学経済学部を卒業後、一時帰台し、台湾独立運動に関与。のち香港へ亡命し、対日貿易を手がける。五四(昭和二十九)年から日本に定住、五六年、「香港」で外国人として初めて直木賞を受賞し、作家生活に入る。八〇年日本に帰化。実業の才を生かし、株式投資、マネー関係の入門書の執筆や、ビル経営など多角経営を行い、「金もうけの神様」と呼ばれた。二〇一二(平成二十四)年、没。著書に『香港・濁水渓』『食は広州に在り』『中国人と日本人』『わが青春の台湾 わが青春の香港』『邱永漢短篇小説傑作選 見えない国境線』『お金持ちになれる人』『お金に愛される生き方』などのほか、『邱永漢自選集』(全十巻)、『邱永漢ベスト・シリーズ』(全五十巻)がある。
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面白い
2023/04/08 14:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代から随分と遡った時代の話だが、実に面白い。
昭和生まれにはノスタルジックな名文である。
電子書籍
時代を超えた名文
2023/01/23 18:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代から随分と遡った時代の話だが、実に面白い。
昭和生まれにはノスタルジックな名文である。