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紙の本
アリバイ奪取 笹沢左保ミステリ短篇選 (中公文庫)
アリバイが消えたとき、笑うのは誰だ? 本格推理から、サスペンス、著者の真骨頂たる宿命小説まで、バラエティに富んだ8篇をセレクト。笹沢左保の推理作家としての巧緻が存分に発揮...
アリバイ奪取 笹沢左保ミステリ短篇選 (中公文庫)
アリバイ奪取 笹沢左保ミステリ短篇選
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商品説明
アリバイが消えたとき、笑うのは誰だ? 本格推理から、サスペンス、著者の真骨頂たる宿命小説まで、バラエティに富んだ8篇をセレクト。笹沢左保の推理作家としての巧緻が存分に発揮されたベスト・アンソロジー。【「TRC MARC」の商品解説】
没後20年。「木枯し紋次郎」だけじゃない、ミステリ作家の面目躍如。本格推理から、サスペンス、そして著者の真骨頂たる宿命小説まで、バラエティに富んだ作品8篇をセレクトする。
*収録作品
殺してやりたい
十五年は長すぎる
お嫁にゆけない
第三の被害者
不安な証言
鏡のない部屋
アリバイ奪取
「笹沢左保君の活動ぶりはまことに驚異である。ここに集録されている作品などは笹沢君の実力を示すものであろう。「鏡のない部屋」は醜女の悲劇を扱った傑作だ(中略)。それにしても笹沢君の力量は、はかり知れないものがある。現在、推理作家中、最も多作をしているようだが、それでいて、駄作が見当らないから敬服のほかはない。」(『鏡のない部屋』〈宝石社、1963年〉に寄せた江戸川乱歩のコメント)【商品解説】
収録作品一覧
伝言 | 7−51 | |
---|---|---|
殺してやりたい | 52−90 | |
十五年は長すぎる | 91−121 |
著者紹介
笹沢 左保
- 略歴
- 笹沢左保
一九三〇年生まれ、横浜に育つ。郵政省簡易保険局に勤務し、交通事故で自宅療養中に執筆した『招かれざる客』でデビュー。六一年、『人喰い』で日本推理作家協会賞を受賞。以後、推理、現代、時代、歴史小説と幅広いジャンルで作品を発表し、一時代を画す。「木枯し紋次郎」など、確かな時代考証と推理小説的な手法を用いた独自の時代小説は、読者の圧倒的な支持を獲得。ほかに『六本木心中』『空白の起点』『真夜中の詩人』『私説国定忠治』『華麗なる地平線』『戦国孤影』など著書多数。二〇〇二年八月、肝臓癌と診断されるが延命治療を断り、十月に逝去。
日下三蔵
一九六八(昭和四十三)年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。ミステリ・SF研究家、アンソロジスト。著書に『日本SF全集・総解説』(早川書房)、『ミステリ交差点』(本の雑誌社)。主な編書に「本格ミステリ・コレクション」(全六巻、河出文庫)、「ミステリ珍本全集」(全十二巻、戎光祥出版)、「日本SF傑作選」(全六巻、ハヤカワ文庫)など。編書『天城一の密室犯罪学教程』で第五回本格ミステリ大賞を受賞。
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