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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/10/27
- 出版社: 明誠書林
- サイズ:22cm/476p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-909942-22-7
- 国内送料無料
紙の本
戦前文部省の治安機能 「思想統制」から「教学錬成」へ 新装版
著者 荻野 富士夫 (著)
文部省の治安機能を、特に1930年代後半以降の教学錬成を基軸に描出。治安体制全体のなかでの文部省の役割と位置を明らかにし、戦後民主教育における教育統制=治安機能の復活への...
戦前文部省の治安機能 「思想統制」から「教学錬成」へ 新装版
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商品説明
文部省の治安機能を、特に1930年代後半以降の教学錬成を基軸に描出。治安体制全体のなかでの文部省の役割と位置を明らかにし、戦後民主教育における教育統制=治安機能の復活への道すじを押さえる。誤記を直した新装版。〔初版:校倉書房 2007年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、戦前公教育を貫通していた「教育勅語」に発する「正統的イデオロギー」が、比較的その呪縛を免れていた高校・大学などにおいて、どのように浸透し席巻していくのかを丁寧かつ詳細に追っていき、とりわけ1930年代後半から「教学錬成」の概念が当時の教育全般を広く深く覆っていくことに着目した大著である。この度小社では長らく入手困難であった初版(校倉書房、2007年)を新装版として復刊し、日本が今後戦前と同じ道を辿らないよう本書が「活用」されることを願うものである。
〈目次〉
Ⅰ 思想統制の始動―社会科学研究の抑圧(1928年以前)
Ⅱ 思想統制体制の確立―学生課から学生部へ(1928-1929年)
Ⅲ 思想統制体制の展開―学生部(1929-1934年)
Ⅳ 思想動員体制への転換―思想局(1934-1937年)
Ⅴ 「教学錬成」体制への移行―教学局〈外局〉(1937-1941年)
Ⅵ 「皇国民」錬成教育の究極化―教学局〈内局〉(1942-1945年)
Ⅶ 文部省治安機能の復活―戦後教育への連続と断絶(1945年以後)【商品解説】
目次
- Ⅰ 思想統制の始動
- Ⅱ 思想統制体制の確立
- 一 三・一五事件と学生課の設置
- 二 四・一六事件と学生部への拡充
- Ⅲ 思想統制体制の展開
- 一 学生思想運動との全面的対決
- 二 学生思想運動の逼塞化
- 三 「思想対策」の確立へ
- Ⅳ 思想動員体制への転換
- 一 「思想上ノ指導監督」施設としての思想局
著者紹介
荻野 富士夫
- 略歴
- 荻野富士夫(おぎの ふじお):1953年埼玉県生まれ。1975年早稲田大学第一文学部卒業。1982年早稲田大学大学院文学研究科後期課程修了。1987~2018年小樽商科大学商学部勤務。現在、小樽商科大学名誉教授。〈主要著書〉『特高警察体制史―社会運動抑圧取締の構造と実態』(せきた書房、1984年)(増補新装版、明誠書林、2020年)『思想検事』(岩波新書、2000年)『特高警察』(岩波新書、2012年)『日本憲兵史』(小樽商科大学出版会〔日本経済評論社〕、2018年)『よみがえる戦時体制』(集英社新書、2018年)
『治安維持法の歴史』Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ(六花出版 2021~22年)
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