大江戸秘密指令 書き下ろし長編時代小説 １ 隠密長屋の十人 （二見時代小説文庫）

堅物の侍・権田又十郎は、小栗藩主の松平若狭介の下命で、日本橋の裏長屋の大家・勘兵衛になった。店子である藩のはみ出し者たちと共に町人になりすまし、江戸にはびこる悪を懲らしめることに…。【「TRC MARC」の商品解説】

堅物の侍が殿の下命で町の裏長屋の大家に。店子は元藩士の隠密！
瓦版に描かれた奇妙な絵…。藩主から真相を探るように仰せつかった元藩士たち。隠密に姿を変えた十人が、絵に隠された真相を暴く！

小栗藩主の松平若狭介から「すぐにも死んでくれ」と言われて、権田又十郎は息を呑むが、平然と落ち着き払い、ひれ伏して、「ご下命とあらば…」と覚悟を決める。ところが、なんと「この後は日本橋の裏長屋の大家として生まれ変わるのじゃ」との下命だった。勘兵衛と名を変え、藩のはみ出し者たちと共に町人になりすまし、江戸にはびこる悪を懲らしめるというのだが……。【商品解説】

町場の長屋を根城に貧しくも健気に生きる人々を食い物にする悪人たちを、チームで掃除に邁進する姿を明るく描く、書き下ろし長編物語【本の内容】