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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/01/13
- 出版社: イースト・プレス
- サイズ:19cm/230p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7816-2152-4
読割 50
紙の本
ひとつにならない 発達障害者がセックスについて語ること
著者 横道誠 (著)
脳もセックスもいろいろだ−。パンセクシャル、元プレイボーイ、愛の当事者研究者、元セックス依存症者、シロウト童貞など、8人の発達障害者が、セックスに関するさまざまな体験を赤...
ひとつにならない 発達障害者がセックスについて語ること
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商品説明
脳もセックスもいろいろだ−。パンセクシャル、元プレイボーイ、愛の当事者研究者、元セックス依存症者、シロウト童貞など、8人の発達障害者が、セックスに関するさまざまな体験を赤裸々に語る。【「TRC MARC」の商品解説】
脳も、セックスもいろいろだ。
だから、ひとつになんかならないし、なれないのだ。
空気が読めない、身体がうまく動かない、発達障害者のわたしはどう愛しあう?
ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)の当事者が聞き書く、赤裸々な発達障害本。
「四〇歳で発達障害の診断を受け、過去のことを振りかえるにつれて、これまで謎だった、自分のさまざまな言動の謎が解けてきた。恋愛に発展しそうなコミュニケーションが発生しても「空気を読めない」し、性交渉の場面で、奇妙なことに「こだわり」を発揮してしまう。というのも、自閉スペクトラム症があると、標準的なコミュニケーションが困難になって、一般的には理解されにくい嗜好に支配されるからで、注意欠如・多動症があると、注意が拡散したり、衝動的に行動に出たり、過剰に動き過ぎてしまうからだ。
性交渉では、他者と出会い、生身の自分をさらけだして(どの程度かは、その人自身にも、そのつどの相手にもよる)、仲を深めていき、一緒に気持ち良くなるための擦りあわせが必要になる。それは発達障害者にとって、もっとも苦手なことの集合体といえるかもしれない、と私は考える。おまけに、発達障害者にはジェンダーやセクシュアリティの揺らぎを抱えている者が多くいて、それが状況を余計にややこしくする。
定型発達者(発達障害がない人たち)から見れば、私たちの挙動は奇行まみれに見えるだろう。実際、私はいまでも──性に関する場面に限ったことではないけれど──貴公子ならぬ奇行士だ。
しかし、思えばおかしなことではないだろうか。性の問題は非常に切実なはずなのに、しかも発達障害に関する本は世にあふれるほど出ているのに、「障害者と性」はタブー視されがちで、発達障害者の性行動について詳しく掘りさげた本はほとんど見当たらない。はたして、仲間のみんなはどうしているのだろうかという真剣な思いから、そして、もちろん多少あった単純な好奇心からも、この企画は始まった。」(「はじめに」より)
【目 次】
はじめに
序 章 横道誠のヰタ・セクスアリス
第一章 パンセクシャルの白髪葱さん
第二章 元プレイボーイの青さん
第三章 ノンバイナリーのしぇるどんさん
第四章 愛の当事者研究に励む鷹村了一さん
第五章 元セックス依存症者の唯さん
第六章 リスセクシャルのぷるもさん
第七章 シロウト童貞の数独さん
第八章 メンヘラな姫野桂さん
おわりに【商品解説】
目次
- はじめに
- 序 章 横道誠のヰタ・セクスアリス
- 発達障害者に世界はどう見えるのか?
- 発達障害者の等身大の生活を聞き書く
- 対話で浮遊、混濁、惑溺していく意識
- 第一章 パンセクシャルの白髪葱さん
- マントラは脳内多動にはちょうど良い
- 父親の手が伸びて、それを撥ねのけた
著者紹介
横道誠
- 略歴
- 〈横道誠〉大阪市出身。京都府立大学准教授。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。著書に「みんな水の中」「発達界隈通信」「ある大学教員の日常と非日常」など。
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