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商品説明
【メディシス賞(エッセイ部門)(2011年)】雪と森と山と湖、野生動物、森林保護管や漁師との交流、そして読書−。冒険家で作家の著者が、バイカル湖畔の小屋で過ごした日々を綴った日記。孤独と内省のなかで人生の豊かさを見つめ直す、現代版「森の生活」。【「TRC MARC」の商品解説】
「四十代になる前に森の奥で隠遁生活を送ろうと心に決めていた。湖や森と向かい合い、日々が過ぎゆくのをみつめた。薪を割り夕食の魚を釣り、山を歩きたくさん本を読み、窓のそばでウォッカを飲んだ。冬と春を過ごし、幸福と絶望、そして最後には平穏を知った」。
冒険家でゴンクール賞作家のテッソンが、シベリアの奥地バイカル湖畔の小屋で半年を過ごした。冬の気温はマイナス32度、村からの距離は120km、小屋は標高2000mの山々の裾にあり、窓からは湖岸が見える。隠遁生活に彩りを与えるのは、雪と森と山と湖、野生動物、ロシア人の森林保護官や漁師たちとの交流、そして読書。
「心のなかに自由を感じ取れるようになるためには、だだっ広い空間と孤独が必要だ。それに加えて、時間をコントロールすること、完全なる静けさ、過酷な生活、素晴らしい土地との接触もまた必要である。こうしたものを獲得できる場所こそが、小屋なのだ」。
孤独と内省のなかで自然のざわめきと向かい合い、人生の豊かさを見つめ直し、自分自身が変わっていく日々を綴る、現代版『森の生活』。メディシス賞(エッセイ部門)受賞作。【商品解説】
目次
- 二月 森
- 三月 時間
- 四月 湖
- 五月 動物
- 六月 涙
- 七月 静謐
- 謝辞
- 訳者あとがき
著者紹介
シルヴァン・テッソン
- 略歴
- 〈シルヴァン・テッソン〉冒険家、作家。旅行記や、エッセイ、中編小説などを発表。
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