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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/10
- 出版社: 図書出版みぎわ
- サイズ:20cm/185p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-911029-00-8
読割 50
紙の本
世界を文学でどう描けるか
著者 黒川 創 (著)
いまなお続く「終わらない戦争」。世界の複雑さを直視し、そこに住むひとりひとりの生活を見つめること、想像すること。そこから、小さな光明としての、言葉が、文学がたち現れる。混...
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商品説明
いまなお続く「終わらない戦争」。世界の複雑さを直視し、そこに住むひとりひとりの生活を見つめること、想像すること。そこから、小さな光明としての、言葉が、文学がたち現れる。混迷の時代に文学がどう生まれるのか考える。【「TRC MARC」の商品解説】
いま、ここにある「世界」とは、何か
また、どのようにすれば、それを叙述できるのか――
2022年春にロシア軍のウクライナ侵攻が始まったとき、思い起こしたのは20年前に訪れたサハリンで出会った人びととの会話だった。アイヌ、ニヴヒ、ウイルタといった北方先住民族たちと、日本人、中国人、朝鮮人、ロシア人などが時代の流れのなかで移り住み、ともに暮らすサハリンで、自らをエミグレ(亡命者/流亡者)といった一人の女性。作家は、サハリンに生きた人びとの姿を通して、この世界をどうすれば描くことができるかという自問と対峙する。
いまなお続く「終わらない戦争」の時代下で、戦火から逃れ、流浪を余儀なくされる人びとがいる。世界の複雑さを直視し、そこに住むひとりひとりの生活を見つめること、想像すること。そこから、かすかではあるが、小さな光明としての、言葉が、文学がたち現れる。【商品解説】
目次
- 1 私がサハリンに行ったとき
- 2 ユジノサハリンスク
- 3 ポロナイスク
- 4 オハ
- 5 二〇年後の世界
- 6 『フランケンシュタイン』は、世界をどう描いたか
- 7 ヴィノクロフのこと
- 8 オタスからの世界
著者紹介
黒川 創
- 略歴
- 〈黒川創〉京都市生まれ。作家。「かもめの日」で読売文学賞、「京都」で毎日出版文化賞、「鶴見俊輔伝」で大佛次郎賞を受賞。
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