紙の本
これからが楽しみ
2023/04/12 23:05
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投稿者:あとも - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ。
お祝い事の準備をしているんでは…という予想は裏切られたが、読み終わってとても満足している。2人をずっと見て来たので切なさは拭えないものの、再び関係が変化したこれからが楽しみでもある。
北村薫の《円紫さん》と《私》のように、ライフステージが変わっても続いていく関係は魅力的だし(恋愛関係ではないが)、まだまだ新作が読めるのかもと希望が繋がった感じ。
甘い展開ではないので、好みが分かれるのは仕方がないだろう。しかし、黒猫シリーズが単に甘いストーリーだったことは一度もなかった。
紙の本
ちょっと待って
2023/06/15 22:47
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これで、おしまいですか?この続編で、灰島との続き、あるのでしょうか……。ちょっと、待ってください、これで、本当にラストなら、これまでのお話が全然、ということになりませんか?納得できないままに……
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今回、何となく不安な気持ちで読み進めてましたが、確かに衝撃的なラストでした。
思えば、節々に決定的な関係をハッキリ言わない付き人の気持ちが解らず、それでも黒猫を追い続けてるのも違和感がありました。
このまま2人は完全に別の道へ歩き始めてしまうの?え?これが最終巻なの⁉︎疑問がいっぱいでした。
次巻は未定みたいですが、是非ともハッピーエンドをお願いします!
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読む前に作者のSNSをチラ見してしまったのを後悔。宣伝するのはいいと思うけど、自分で「衝撃の結末」とか言っちゃうのは…。そういうのを見ると興醒めしてしまうタイプなので。
倒叙モノという触れ込みだったけど、どのへんが???私が全体的に読み違えているのかな。
元付き人の決断は、まぁそれもいいよね、と思った。人によってはそれが「衝撃の結末」ってことなのかも。このシリーズはとにかくキャラクターに生活臭がなく作り物めいているので(そこが魅力でもあるのだが)、そこまでの思い入れがないのだった。
最終章で明らかになる黒猫の作品は、これまでの軌跡が見事にまとめられていて、彼女への想いの深さを感じるのだけど、仕事として発注され制作したものに私的な目的をのせるのはどうなんだろうとモヤついてしまった。
美学はあいかわらず小難しくて理解が追いつかないけど、事象の捉え方だったり発想の転換は面白かった。
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「黒猫シリーズ」第9弾。
大好きなシリーズの新刊をワクワクしながら手に取った。帯の「衝撃の結末」という言葉に、ある覚悟をしながら読んだ。
やはりか‥‥。
シリーズを終えるにはこの結末しか始末のつけようがなかったのかもしれないけど、シリーズのファンとしては切なすぎる。
どうにも後味の悪い終焉でした。
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このシリーズを読むとき、いつも「言葉」について考える。
言葉を尽くしても伝わらないこと。
言葉にしたら消えてしまうこと。
言葉にしたくないこと。できないこと。
前作で、黒猫は「結局は行動」と言っていた。
ここに出てくる4人も、誰かに何かを伝えるために行動する。その行動の意味を、黒猫の言葉によって暴かれて、黒猫の言葉によって救われる。
行動も、言葉も両方があった方がいいよなあと思う。
そうして、ふたりは、恋ではないもっと崇高な絆、を手に入れてしまったのだろうか。
その上で、プロポーズする(プロポーズの言葉がなんとも自信満々だし)灰島教授、男前だな…
でも最後の黒猫の作品の意味は、いまいち理解できてない…誰か解説してほしい。シリーズ読み返せば分かるのかしら…
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衝撃の結末という言葉がぴったりですね。
第1話から第4話を読み進める中で、1つ1つの話を楽しみながら読み、最終話で一気にもっていかれる感じがしました。第1話で黒猫がかつて言った言葉を付き人が思い出していましたが、最終話に出てきた黒猫の言葉と繋がっているのでしょう。私自身も好きな言葉です。
ここまで黒猫と付き人とのやり取りが好きだった私からすると、少し寂しい気持ちもしますが2人が出した決断であり、付き人が強い女性だと再認識できました。
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ショックだなああ。
確かに一緒にいる未来ってどちらかに無理が生じる感じだったけども。
付き人の方が我慢する未来は黒猫も望まないだろうし。母のこともあってそれも無理だし。
付き人がきちんと自分の頭で考えられる自立した人だからこその決断。
安直なハッピーエンドにしないのはいいかも。
結末から読み直すと、そういうことだったのかと衝撃…。
まだショックを引きずっている…。
人生のほろ苦さと共に、また何かのタイミングで黒猫と交わることになってもいいかな。
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自分の脳だけでは結末の理解ができず。本当にこの結末で合ってるの?と思いつつ、節々でおかしいな、怪しいなという点はあったのに。毎回ちょっとした点が最後の最後に線になるという…。
身近な人、今まで二人三脚できた母が病に罹りキーパーソンは自分となった時、ひとりで物事を考えるのって辛いよな…そんな時にあんなプロポーズされたらそりゃ揺らぐわな…この先どうなっていくんやろ…。
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黒猫シリーズ第9弾。
休暇届を出して以来連絡が取れなくなった黒猫。唐草教授に頼まれ、付き人は黒猫を訪ねていた4人から手掛かりを探る。
えー…「衝撃の結末」ってこれで終わり?
4人の話より最後で全部持ってかれた。
「結婚」するの?看病する間の安定のために?
灰島って後半の方に出てきて大して登場しないキャラに思い入れがないのと、付き人と灰島の関係そんなに描写あった?
理解できない…理解っていうか気持ちがついてこない。母親のためにした結婚、母親が死んだらどうなるんでしょうね…
早くから気付いていた黒猫は言い出さない付き人にあの映画を作って区切りを付けたんだろうか、とか悶々と考えてしまう。
9作続いたシリーズの最後がこれなの…?って読後感。
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美学を芯にして紡いできたこれまで。
集大成と言うべきこの本でした。
ミステリアスなイリュージョニスト4人の物語と、失踪した「黒猫」を捜そうとする
「付き人」の胸打つ想いが錯綜する。
そして、最終章「黒猫」から語られた言葉は…
これでこのシリーズ完結なのですか?
放り投げられた感が否めません。
これまでの甘酸っぱいトキメク思いすべてブラックホールへ。
美学とはこんなにも刃物の切っ先のようなものなの?忘却すべきモノなの?
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本当に「衝撃の結末」でした。
婚約は黒猫と付き人の間で交わされたことかと思って読んでましたが、最終話で、まさかの灰島さん!
このシリーズ、ここで完結なのでしょうか?まだまだ続きはあるのでしょうか?
私の中では付き人の気持ちがまだ上手く掴めません…。
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このシリーズ初めて読みました。
言葉が難しくて、すんなり入ってくるところと、何度も読み返してようやく理解できるところとがありました。“衝撃の結末”と言われたら、そうなのかな…という感じ。
最初に書かれていた「これまでとこれからを分ける境界線」は婚約。
葛藤しながら、黒猫を探す。
見つけた後での境界線は、また違うことだった。
人生の転機が来たとき、正解がわからずに悩む。
でも、悩んで決めたら、振り返らずに、後悔せずに、前見て進んで行きたいなと思う。
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え、マジですか?マジですか?
個々の物語も結構好きだったんだけど最後の衝撃で全部持って行かれた。
ぶどうのうたのエピソードが一番好きかな。
でも少年の美しさを切り取ろうとしたあのエピソードの苦々しさもなんとも言えん。
しかしこの終わりが実に受け入れ難い。
黒猫に置いていかれたのは私たちだ。
黒猫が余韻なく立ち去ったことに黒猫の葛藤も感じるのだが、置いていかないで欲しかった。。。
2023.7.15
113
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2023/07/04 読了。
図書館から。
遂に名付けてこなかった黒猫と付き人の関係性に
終わりが…。
付き人が自分をもって成長したってことなんだと思うんだけど、黒猫は付き人なくしたら寂しいとか思わないのかな…。
美学って…。黒猫はそれを誰に伝えたいんだろうとも思うけど、灰島さんも今の付き人にいい人なんだよな。
んー次の展開が気になる。