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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/14
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/204p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-09589-7
紙の本
開かれたかご マーシャル諸島の浜辺から 詩集
著者 キャシー・ジェトニル=キジナー (著),一谷智子 (訳)
気候変動の影響を世界でもっとも受けている国のひとつ、マーシャル諸島。若き活動家が、母であり娘でもある自らの生、常に大国に翻弄されてきた祖国の歴史、国土をむしばむ温暖化など...
開かれたかご マーシャル諸島の浜辺から 詩集
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商品説明
気候変動の影響を世界でもっとも受けている国のひとつ、マーシャル諸島。若き活動家が、母であり娘でもある自らの生、常に大国に翻弄されてきた祖国の歴史、国土をむしばむ温暖化などをテーマに綴った詩全28篇を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
「与えて与えて与え尽くせ」、その後かごには何が残る? 本書はマーシャル諸島出身の若き詩人による詩集である。
アメリカによる核実験や気候変動などの背景にある構造に切り込む槍のような詩、伝説の女神から祖母、母、そして詩人自身から娘へと続いていく連帯を描く詩、国連気候変動サミットで朗読した代表作「ねぇ、マタフェレ・ペイナム」ほか計28篇。
欧米や日本による植民地化や占領、国民の一部が被曝したビキニ事件など、「大国」の行為に翻弄されてきた歴史をもつマーシャル諸島だが、その被害は世界から軽視されてきた。同じようなことは気候変動問題でも生じている。先進国による人為的な要因が大きいとされる温暖化の影響で、国土が水没の危機にあるにもかかわらず、住民の声は先進国に届きづらい。
キジナーの言葉は人びとを代表し、科学者のレポートやSDGsを掲げる大企業のポートフォリオよりもずっとわかりやすく、切実さをもって私たちに事実を伝える。これは詩であり最後通牒でもあるのだ。巻末に詳細な解説を付す。【商品解説】
目次
- 開かれたかご
- かご / レクタグル / リウェトゥオンモウル / リレプレプジュ / 海の遥か遠く
- ヒストリー・プロジェクト
- 釣り針にかかって / Bといえば / ヒストリー・プロジェクト / フィッシュボーン・ヘア
- ハワイから学んだこと
- マキキ通りへの飛行 / 薔薇の花のいとこ / ローラ・インガルス・ワイルダーへ / ビアンカの弾ける笑顔 / ブーブー・ネイエンと長椅子に腰かけて / ハワイから学んだこと / モンキー・ゲート / 海で迷子 / 衝突事故 / ベイでの最後の日々
- 伝えて
著者紹介
キャシー・ジェトニル=キジナー
- 略歴
- 〈キャシー・ジェトニル=キジナー〉マーシャル諸島共和国生まれ。ハワイ大学マノア校で修士号取得。詩人、アーティスト、環境活動家。環境保全のNGOジョージクムを立ち上げる。マーシャル諸島共和国環境省の気候変動特命大使。
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