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読割 50
紙の本
宗方姉妹 (中公文庫)
著者 大佛次郎 (著)
終戦後、満洲から引き揚げた宗方家。節子は失業中の夫、病床の父に代わって生活のため酒場を開く。妹は疲弊する姉を歯痒く思うが、そこへ節子の昔の恋人が現れ…。小津映画の原作に、...
宗方姉妹 (中公文庫)
宗方姉妹
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商品説明
終戦後、満洲から引き揚げた宗方家。節子は失業中の夫、病床の父に代わって生活のため酒場を開く。妹は疲弊する姉を歯痒く思うが、そこへ節子の昔の恋人が現れ…。小津映画の原作に、最晩年に執筆した「序の章」を加え文庫化。【「TRC MARC」の商品解説】
戦後満洲から引き揚げてきた宗方家。姉・節子は失業中の夫に代わって生活のため酒場を開き、妹・満里子が手伝う。夫は節子に冷たくあたるが、節子の昔の恋人が現れ――。美しき姉妹を中心に、敗戦後の日本で時流に乗って生きる人と目標を失った人、それぞれの生き方と葛藤が描かれる。小津安二郎監督の映画原作でも知られる長篇に、最晩年に病床で加筆した「序の章」を加えた決定版。巻末に随筆「映画「宗方姉妹」を見て」を増補。〈解説〉與那覇 潤【商品解説】
著者紹介
大佛次郎
- 略歴
- 大佛次郎
一八九七年横浜市生まれ。本名・野尻清彦。兄抱影は天文学者。東京帝大政治学科卒業後、鎌倉高等女学校の教師、外務省嘱託を経て、一九二三年関東大震災を機に文筆に専念。『鞍馬天狗』シリーズで急速に支持を得る。『パリ燃ゆ』『帰郷』『地霊』など歴史と社会に取材した作品も多い。六七年から死の直前まで朝日新聞で『天皇の世紀』を執筆。六四年に文化勲章受章。七三年没。生涯で五百匹の猫を世話したほどの猫好きでも知られる。横浜に大佛次郎記念館がある。
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