紙の本
名古屋(というか東海地方)出身者は読んでほしい
2023/05/04 20:22
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投稿者:PAL - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の太田忠司さんが愛知県在住なので、この本に限らず愛知県を題材にした作品が多いです(私も東海地方出身で、土地勘等があるので読んでて面白いです)。
ただ、この「ユトリロ」シリーズも舞台は名古屋なのですが、話の内容は名古屋がわからなくても大丈夫です。
ただ、主人公が働いている喫茶店(祖父祖母が経営)内では、祖母やお客さんが名古屋弁バリバリでしゃべるので、「?」ってところもあるかもしれませんが(私はわかりますが)、それが良い味になってます。
また、長編作品ではなく、中編にちかい短編なので、それも読みやすいところです。
紙の本
龍くん、ついに決断す
2023/05/13 00:27
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
名古屋めし×人情ミステリーも4作目。
医大を休学し、自分の行く末に悩む龍くんにいつものように?謎めいたことが起こる。ささやかな事件や名古屋めしについての蘊蓄を味わいながら、これらの物語を通して龍くんがどのような選択をするのか、見守ってほしい。
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【収録作品】第一話 どて煮と見通せない将来/第二話 天むすと少しばかりの転機/第三話 納屋橋饅頭と優しい詐欺師/第四話 イタリアンスパゲッティと意外な誘い/第五話 味噌カツと新たな一歩
他人のことなら無責任に応援できる。仕事を続けている祖父母と曽祖母がいて、常連客のいる店(先は見通せないながらも継ぐ気になれば継げる)があり、アルバイトもそこそここなす器用さがある休学中の医大生。進むべき道に迷うのはいいけどね…… 恵まれてるよとひがみ根性が顔を出す。
ようやく進む方向を決めたらしい。
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愛知県民なので「名古屋駅西喫茶」だけで、店の雰囲気がイメージできる。名古屋メシも登場しまくる名古屋舞台のミステリー、これは読まねば
#名古屋駅西喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ
#太田忠司
23/4/14出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
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ミステリ要素はほとんどない感じだけど、おいしそうな名古屋グルメにお腹がすいてしまうw
でも、コロナ、コロナとしつこく描写されてちょっと、、、
読書中に、そこまでシビアにその話を読みたくないというか。
とはいえ、龍くんが進路に迷いながらもがんばる姿は微笑ましい。だから、最後の章タイトルで、ある程度の方向性は見せてくれるのだと思ったのだけどな。龍の迷走はまだ続く模様。がんばれ、青年。
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途中まで読んて結末がなんとなくわかってしまって、興味がわかなかった。
本を読む楽しみ方の一つにこの先どうなるのだろうというわくわく感と思うので。
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シリーズ第4弾。医学部を休学中の主人公・龍は、祖父母の営む喫茶ユトリロを手伝ったり、Webマガジンの記事を書いたり、スティーブ・ジョブズを気取る叔父の怪しげなビジネスに巻き込まれたりしながら、己の将来に悩み続ける。老舗喫茶の常連たちや祖父母らと、LINEやインスタを日常的に使いこなす主人公世代が、同じお店でくつろぐという楽しさ。店のこれからと己の未来を考え続ける主人公は、どちらの世代からも信頼されており、令和の時代に広く愛される喫茶店を営んでいくことができそうな人物にみえます。さて、実際にはどうなのか。第5弾以降のお話に期待。
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ユトリロのこれからはどうなるのか、龍が後を継ぐことになるのか、気になることは多々あれど、ユトリロの常連さんたちの何気ないやり取りには、考えさせられたり和まされたりする。
龍は、なんでもそこそこできてしまうが故に、逆にこれというものを捕まえられずにいるような気がするが、ラストではほんの半歩くらい前に踏み出した感がある。どんな結論を出そうともみんなが応援してくれることだろう。
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もうシリーズ4作目って感じ。今回もいろいろ名古屋めしを紹介してくれる。話の中に昔はそんなもんなかったって云うのがあるが、それはどこの町でも感じるわ。で、確かに名古屋はきしめんとういろうだね。さて、龍君はそっちの道に進むのか???
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名古屋が舞台のおいしいミステリシリーズ第四弾。
東京から名古屋にやってきた龍くん。自分の進むべき道に悩みながら大学を休学中。
そんな中でもやってくる日常の謎たち。
今回も龍くんの謎解きの技がさえる!
第四弾になっても尽きない「名古屋めし×謎」。
日常の謎解きだけど、この謎を解いていく過程をしっかりと読ませてくれるのはさすが太田さん。
自分の道を見失っている龍くんの踏み出す一歩。さぁ、すでに第五弾が待ち遠しいですわよ。
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日常の謎のお仕事、ご当地グルメ、青春ミステリーですね。
名古屋に特化した人情成長物語です。
「喫茶ユトリロ」シリーズ四作目です。
主人公の鏡味龍は、医大生だが、自分は医者に向いていないのではとのトラウマに悩み、休学中。祖父母の経営する「喫茶ユトリロ」を手伝いながら模索する。
食べ物への興味が尽きなく、喫茶店経営に関心持つが、にえきれない。そんな龍のもとに様々な依頼が寄せられる。
五話の短篇連作物語です。
太田さんの本の主人公は、自分にたいしての蟠りをかかえて苦悩しながら、謎解きをして、人々のふれあいの中で、自分を見いだしていく手法が多いですね。
有る意味で、悩みが共感できる部分もあります。にえきれない態度に少し疑問を持つこともありますが、人間模様のスッキリしない有り様は文学的でも有るので、そこは太田さんのこだわりがあるようです。
最後は、落ち着くところに落ち着く、青春成長物語を楽しめました。
シリーズはまだどうやら、続きそうです。龍君の恋物語も次回は出てくるかな。
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ユトリロの世界もコロナ禍
納屋橋饅頭食べたくなった
どこかで酒蒸し饅頭でも買ってこようか
話の主軸はミステリから龍くんの進路にシフトしていた
とりあえずは一段落か
立浪が監督になったんだぞ 応援しないでどうする
そうだそう思ってたんだって思い出した
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すっごく、よかったです!
4話あって、最初は必ずコロナ禍と飲食店の苦闘の解説が入るので、ここだけ読むと、ちょっとツラい。
でも、龍くんが悩んで悩んで、いくつかの小さな転機に合い、やっと決断します。
青春!て感じ!
ご飯は相変わらず美味しそうだし、今回周りのキャラがみんなとてもいい味出してます。ちゃらんぽらんな叔父さんも、まあまあ活躍するし(笑)
龍くん、主人公でめっちゃ性格も頭もよくてまじめなのに、なんでか周りの人にディスられがち……笑 そこもかわいいけど。「医学部受かって休学してんだ。腐っても鯛のバカ」とか言われて、笑ってますし(笑)
ずっと好きなシリーズでしたが、4巻目にして、全部買いそろえたい、と強く思いました
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名古屋の喫茶店文化になじみや興味があれば、すごく入りやすいし面白いと思う。
シリーズものらしいのですが、今作で初めて読みました。この1冊だけでもしっかりまとまっていて、読み心地がよかったです。
レトロな喫茶店が舞台ですが、主人公は休学中の医大生なので、お話の内容は青春でした。
名古屋めしがたくさん出てくるので、食べたくなりますね。
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味噌カツが何度も登場して、最後の矢場とんでわらじとんかつ定食。半々はよこに二等分して片方に味噌ダレ、もう片方にソースかかけられているのには、食べたくなりました。納屋橋饅頭の話もとっても面白く私も食べたくなりました。
私の亡くなった母親もよく使っていた言葉、勘考これも熟慮の名古屋弁的表現。
勘考すれば、なんとかやりようはみつかるもんだで。ちゃんと勘考せんとかんよ。その言葉岐阜人にも心刺さりました。