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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/01
- 出版社: 言叢社
- サイズ:21cm/318p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86209-089-8
紙の本
小森孝一が語る佐原の山車祭りとまちおこしの35年
著者 小森 孝一 (話),佐原アカデミア (編),大矢野 修 (本文・構成)
本来の「まちおこし」がここに、ある−。江戸時代、水運流通の拠点として発展し、戦後衰退した佐原のまち。「金食い虫」とまでいわれた佐原の山車祭りを通してまちの再生に立ち上がっ...
小森孝一が語る佐原の山車祭りとまちおこしの35年
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商品説明
本来の「まちおこし」がここに、ある−。江戸時代、水運流通の拠点として発展し、戦後衰退した佐原のまち。「金食い虫」とまでいわれた佐原の山車祭りを通してまちの再生に立ち上がった1人の人物の35年の活動をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
(田中優子氏推薦)佐原には素晴らしい祭りと山車とお囃子がある。美しい川が流れている。見事な自治の歴史もある。わたしたちがそれを知っているのは、小森さんを中心にした町の人々がそれらを発掘し、形にし、川や道を美しく整え、日本国中に見せてくれたからだ、と知った。ここに、「まちおこし」のほんらいがある。経済(経世済民)のほんらいがある。それが本書ではっきり分かった。これからは日本じゅうがそれを学ばねばならない。
◆本書は、小森孝一という一人の人物のまちおこしの歴史を中心にまとめた本である。だが、一人の人物のヒーロー物語ではない。
小森孝一さんは今年八九歳になるが、自分が仕掛けたまちおこしの渦に中に、自身もワンオブゼムの一人として巻き込まれていく。この反転するダイナミズムに身をおくことで、今なお、まちおこしの第一線に立つ。そのエネルギーの根底には「このままでは佐原はだめになる」という切迫した危機感があった。
◆千葉県・佐原、利根川の舟運で栄えた商都。地図作りで有名な伊能忠敬が、地域指導者・地域経営の先覚者として生きたまちである。伊能忠敬の経世済民(世を治め、民を救う)を核とした地域経営の業績と思想は、佐原のまちが困難に陥ったとき、つねに立ち返って考えなければならない原点を照らしている。【商品解説】
目次
- 刊行にあたって(大矢野修)/一章 佐原市民の誇りをよびおこす:3・11瓦礫の中で 佐原まちおこしの原点を想う 佐原の三悪をかけがえのない宝に ◇寄稿:佐原のまちづくり 大震災から一〇年(椎名喜予)/二章 佐原山車祭りの歴史をたどる:町衆の自治、商業振興と一体となった祭り 諏訪神社「幣台規則並割合帳」/伊能家古文書を読み込むなかで§ひとつ話「佐原の3Kは悪党」と言われていたころ/三章 在方町・佐原と伊能家:あらためて知る伊能三家及び伊能忠敬の存在の大きさ その中心的思想としての「経世済民」「地域経営」◇寄稿 江戸時代の佐原と商人たち(酒井右二)/四章 重要無形民俗文化財指定までの道のり:今に引き継ぐ祭りの規約と地域コミュニティの結束 明治・大正・昭和から二一世紀の現在まで §語らい:「見せる祭り」が佐原のまちを変える(永野美知子さんとともに)/五章 香取の海に広がる佐原囃子文化圏与倉屋さんと佐原囃子 江戸優りをつくった旦那衆の心意気/六章 佐原らしさを求めて 過去そして未来へ:親父の時代のころ、佐原のまちおこしを引き継ぐ人たちへ §語らい:地域に根ざす知の集積と産業おこし 佐原アカデミアへの期待(関谷 昇・椎名喜予が加わって)◇寄稿 「自治」が創出するまちづくりの真髄(関谷 昇)/あとがき(椎名喜予)
- 図版出展一覧・佐原の山車祭り まちおこしと小森孝一・戦後関連年表
著者紹介
小森 孝一
- 略歴
- 情報通信技術の有力企業の取締役会長である小森孝一さんは、88歳の今なお、まちおこしの第一線に立つ。小森さんの魅力は、会社経営とまちおこしという価値軸の違う世界を一つの価値観で律しようとしないところにある。その根底には「自治のまち」佐原への熱い想いがある。
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