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紙の本
昭和の作家力 (角川ソフィア文庫 千夜千冊エディション)
著者 松岡 正剛 (著)
知の巨人・松岡正剛のブックナビゲーションサイト『千夜千冊』を大幅に加筆修正し、テーマ別の見方・読み方で独自に構成・設計するシリーズ。とても奇妙な昭和日本を反映した昭和の作...
昭和の作家力 (角川ソフィア文庫 千夜千冊エディション)
千夜千冊エディション 昭和の作家力
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商品説明
知の巨人・松岡正剛のブックナビゲーションサイト『千夜千冊』を大幅に加筆修正し、テーマ別の見方・読み方で独自に構成・設計するシリーズ。とても奇妙な昭和日本を反映した昭和の作家たちの「表意」と「放埓」を読みまくる。【「TRC MARC」の商品解説】
「思い出す」には近すぎる――「昭和」は総じて痛ましく、その言葉の群れはたいてい過剰に陶冶されていた。詩や小説に注ぎ込まれたその熱と痛みは、激動のうねりを浴びて変化しながら一時代を築いていく。あまりに多様、あまりに孤独、あまりに熱っぽい。文学作品から引き出す新たな昭和像。【商品解説】
目次
- 第一章 中心から逸れて
- 大手拓次 『大手拓次詩集』/萩原朔太郎 『青猫』/中原中也 『山羊の歌』/齋藤史 『記憶の茂み』/牧野信一 『ゼーロン・淡雪』/江戸川乱歩 『パノラマ島奇談』/久生十蘭 『魔都』/大佛次郎 『冬の紳士』/安部公房 『砂の女』/渋澤龍彦『うつろ舟』/車谷長吉 『●壺の匙』(●=旧字の塩)
- 第二章 ヒーロー・悪・復讐
- 中里介山 『大菩薩峠』/林不忘 『丹下左膳』/長谷川伸 『相楽総三とその同志』/坂口安吾『堕落論』/坂口三千代 『クラクラ日記』/宮尾登美子 『鬼龍院花子の生涯』/隆慶一郎 『吉原御免状』/木山捷平 『大陸の細道』/大藪春彦 『野獣死すべし』
- 第三章 歴史の影を射る
- 永井路子 『北条政子』/野上彌生子 『秀吉と利休』/井上靖 『本覚坊遺文』/三浦綾子 『細川ガラシャ夫人』/大原富枝 『婉という女』/村山知義 『忍びの者』/山本周五郎 『虚空遍歴』/舟橋聖一 『悉皆屋康吉』/織田作之助 『夫婦善哉』/藤沢周平 『半生の記』
- 第四章 ニッポンを問う
- 大岡昇平 『野火』/武田泰淳 『ひかりごけ』/深沢七郎 『楢山節考』/松本清張 『砂の器』/三島由紀夫『絹と明察』/井伏鱒二 『黒い雨』/野坂昭如 『この国のなくしもの』/井上ひさし『東京セブンローズ』/中上健次 『枯木灘』/梁石日 『アジア的身体』/高村薫 『新リア王』
- 追伸 昭和、どうする?
著者紹介
松岡 正剛
- 略歴
- 編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。
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