さぁレーザー治療をはじめよう！ 皮膚科・形成外科のための保険診療・美容皮膚 ２０２３

レーザー治療の基本的な手技から、保険収載されている疾患に対する治療、美容を目的とした保険適用外の治療まで解説。Ｑスイッチレーザー、ピコ秒レーザーも取り上げる。治療の実際等の動画が閲覧できる二次元コード付き。【「TRC MARC」の商品解説】

2019年から刊行している大好評書の2023年版（２年ぶり改訂）。医療用レーザー機器は新旧入替わりの早い分野ですが、巻頭巻末に最新の機器情報を掲載、完全にアップデートされました。本書はもともと保険診療のレーザー治療を説明するために執筆されましたが、美容目的のものについても記載が次第に増え、今回はピコ秒レーザーの部分についてページを増やして加筆されています。難しいレーザーのしくみについては説明ナシ。あくまでも「どう使って治療してゆくか」に絞り、実用書として編集されています。レーザーの導入や照射の基本だけでなく、POINTやワザ・禁忌・生涯を通じた治療などが詳細に述べられ、レーザー治療を始めるのに必携の１冊となっています。
［巻頭］保険適用レーザー機器　保険適用外医療承認レーザー機器
第１章　共通する基本的な手技
１術前診察　　　　
２局所皮弁　塗布麻酔・添付麻酔、顔面ブロック麻酔
３患者さんの安全のために、術者の安全のために　レーザー室をセッティングする、眼球の保護、からだの固定
４レーザーはこう当てる！基本手技　準備、出力の判断、照射　
５術後管理　母斑・血管腫の術後管理、美容目的の術後管理　
第２章 保険収載されている疾患に対する治療　レーザーの生態作用とは
色素レーザーで治療する疾患　色素レーザーとは：毛細血管奇形（単純性血管腫）、毛細血管拡張症、乳児血管腫（苺状血管腫）
Qスイッチレーザー・ピコ秒レーザーで治療する疾患
　Qスイッチレーザー・ピコ秒レーザーとは　　太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青、カフェ・オ・レ・斑（扁平母斑）
第３章 美容を目的とした保険適用外のレーザー治療
リサーフェシング治療　フラクショナルリサーフェシング治療とは：炭酸ガスレーザー治療、非剥皮的フラクショナルレーザー治療、剥皮的フラクショナルレーザー治療、フラクショナル高周波治療、フラクショナルピコ秒レーザー治療、シミの治療、脱毛の治療、刺青の治療
COLUMN：日焼け止めとお化粧とレーザー治療　血管病変のレーザー治療　年齢や生活の段階に応じた治療を、長期的に　乳児血管腫治療～他の疾患と異なる問題点　プロプラノール内服治療とレーザー治療　パルス発振の方法とその名称　Qスイッチ～名称の由来としくみ　外傷性刺青は予防できる疾患です　黒子の治療前には、必ず写真を撮りましょう　フラクショナル炭酸ガスレーザー治療・リスクと効果　　高周波治療の結果では、人種差の「影響」が少ない　フラクショナルピコ秒レーザーは熱作用がなく、機械的作用が中心　　正確な判断と出力設定でロングパルスレーザーを使いこなそう　ミリ秒レーザーで、シミ治療を行う～歴史的背景と最近の事情　永久脱毛？完全脱毛？　ピコ秒レーザー開発の背景と今後
ちょっとドッキリSTORY：潰瘍ができた？　引火した　シミ治療でキズ？
［巻末］日本レーザー医学会機器一覧　保険収載されているレーザー治療および薬機法で承認されたレーザー機器一覧２０２２【商品解説】