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商品説明
保険法をめぐる理論や裁判例の最新の状況をQ&A方式で解説。損保や生保の業務の中で起こり得る事例を踏まえ、保険法に精通する研究者や実務家が、実務処理を基礎付ける法理論を解明し、課題の処理や問題解決の指針を示す。【「TRC MARC」の商品解説】
日々、顧客と接している保険会社や共済の実務担当者にとって、個別に発生する実務上の問題や運用について具体的にどのように対処したらよいか悩まれることも少なくなくないと思われます。
本書は、損保や生保の保険実務の現場で実際に起きる様々な疑問や相談事案、さらには契約者や被保険者からの苦情やトラブル対応について、保険理論を中心に問題点を分析・解明して正しい実務処理の指針を提示することを目指して解説を進めています。
本書で取り上げた項目は、「Ⅰ損害保険契約」「Ⅱ生命保険契約」「Ⅲ傷害疾病定額保険契約」「Ⅳ保険業法」に編成をし、契約締結時の問題、保険金支払に関わる問題、保険運用・制度上の問題、高度障害保険やがん保険、保険業法の特有な問題や課題などについて、それぞれ具体的な設問と解答による〝Q&A方式〟により、保険法をめぐる理論を基にして、さらにこれまでの様々な関係論文や重要判例も詳細に織り込んで、解釈と実務処理の最新の内容と実務ポイントを理解しやすいように書き下ろしています。
本書の執筆者は、大学における保険法の研究者、保険事件を扱っている弁護士、保険実務家など計19名がそれぞれ専門領域の解説を担当しています。本書は、保険法における理論と実務との架橋の役割を果たし、保険相談、契約締結、保険金支払などの実務を担当される方々にとって、保険法の理解を深め実務処理の指針となる座右の書として役立つ一冊です。【商品解説】
目次
- Ⅰ 損害保険契約 ≪全21問≫
- 契約締結時における問題/損害保険金請求時における問題/免責条項に関する問題/損害保険契約と損害賠償との関係に関する問題/自動車保険契約に関する問題/損害保険の担保的利用に関する問題/権利保護保険
- Ⅱ 生命保険契約 ≪全24問≫
- 契約締結時における問題/告知義務/免責事由/保険金支払の履行期/保険契約者の変更と保険者の同意/保険金受取人の変更/保険金請求権と固有権/保険の財産的価値/契約当事者以外による保険契約の解除/保険料収納・復活/消滅時効/重大事由による解除/団体定期保険(B グループ保険)
- Ⅲ 傷害疾病定額保険契約 ≪全7問≫
- 高度障害保険に関わる課題/がん保険に関わる課題//傷害定額保険契約/所得補償保険、就業不能保険
- Ⅳ 保険業法 ≪全2問≫
- 保険契約者への損害賠償と所属保険会社の責任/契約締結時の説明義務―情報提供義務、意向確認義務
著者紹介
保険法の実務と理論研究会
- 略歴
- ■執筆者《保険法の実務と理論研究会》
天野 康弘 弁護士(柏木・天野法律事務所)
荒畑 雅裕 第一生命保険株式会社
植草 桂子 損害保険料率算出機構
金尾 悠香 武蔵野大学法学部准教授
河合 圭一 第一生命保険株式会社
河森 計二 小樽商科大学商学部教授
北澤 哲郎 日本生命保険相互会社
久保田 光晴 弁護士(内幸町法律事務所)
桜沢 隆哉 京都女子大学法学部教授
佐野 誠 福岡大学名誉教授
清水 耕一 神奈川大学法学部教授
清水 太郎 清和大学法学部准教授
竹山 拓 弁護士(飯沼総合法律事務所)
千々松 愛子 鎌倉女子大学家政学部准教授
遠山 聡 専修大学法学部教授
長谷川 仁彦 神奈川大学法学研究所客員研究員
前田 修志 弁護士(永沢総合法律事務所)
山下 典孝 青山学院大学法学部教授
横田 尚昌 東北学院大学法学部教授
(五十音順 2022年10月現在)
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