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雑誌掲載時に
2024/03/11 22:45
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
Hanakoのときにも一読していますので、こうして、あらためて一冊で読むとポツンポツンと思っていたことが、案外、つながっていて驚いたり……。雑誌掲載時によんだことあるかた、こうして通し読みオススメします
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久しぶりの川上未映子さんのエッセイ。期待を裏切らない中身でした。
川上未映子さんの語り口が好きです。
川上未映子さんがどう思う?と問いかけした内容に関しては色々考えていきたいと思います。
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川上さんももう47歳になるんだ。もっと歳はお若い印象を勝手に持っていた。
挿入されている写真の川上さんは、チャーミングで黒髪ボブヘアが美しい。
そんな川上さん(もういい加減しつこいから次から「著者」と呼ぼう)が思っていることを連ねるエッセイ集。
料理が嫌いなところと、「主人」「嫁」などの呼び方が苦手なところはほぼ同じ思いで、少し嬉しい。誰か画期的な呼び方を考えて欲しい。「パートナー」でも良いんだけど、何だかカッコつけた感じになってしまう気がするし…。「相方」は何となく却下。
自分のサイン会に来た子が泣いてしまうという出来事を、決して自分に会えたから感極まって泣いた訳ではないと考えるところが素敵だった。
今まで生きてきて、いろんな思いをして、そのうえで著者の本を読んで、そういった一つひとつの体験が重なって一気に溢れ出た、と言ったようなことを書かれていたと思う。著者の言葉は、私には全て理解できているわけではないが、なぜかすっと頭に入ってくるのである。
これからも素敵な作品をいっぱい書いてほしい。追いかけたい作家のひとり。
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うんうん、わかるーとうなづきながらあっという間に読了。著者と同年代、ライフステージも同じ、子供の年齢も同じなので、すごく共感した。ここからは備忘録として。特によかったのは、別れのリトマス試験紙、すべてを忘れてしまう私たちは。
モヤモヤがすっきりした!
タイトル通り、『深く、しっかり息をして』生きていきたい。
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●なぜ気になったか
卓越した文才人の川上未映子さんは、どんなエッセイをしたためるのだろう。エッセイは未読だし、10年間のエッセイからのピックアップ、時代と表現の変化を楽しみたい
●読了感想
活字ジャンキーな僕にとって「この言葉の繋がりすばらしすぎる!」って表現に出会えるとすごく楽しい。そんな表現にいっぱい出会えた。10年前のエッセイでも古臭さを感じないのが不思議!
#深く、しっかり息をして
#川上未映子
23/7/7出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3D3mb1h
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2011年から2022年まで雑誌Hanakoに連載されていたエッセイの一部。川上さんの好きなクリスマスローズのこと、息子さんのこと、本のこと、社会の理不尽、いろんなことが飾らず等身大に、時にユーモラスに語られていて、親しみも持てたし、ずっと心に入っていく感じがあった。13年飼っていた愛犬が亡くなったエッセイが、ちょうど15歳の犬を亡くしたばかりの今の私に刺さった。大切なのは、今を、共にいる今を大切に生きることなのだというのが刺さった。
日焼けを気にして対策していたのに、焼けたねと言われて、うっ、となる。それを話すと「そういうことは言わないでほしいよねえ」と受け止めてくれた友人の話が印象に残った。個人の感想についてそういうふうに思ってもいいのだということ、それは自分の心をケアすることなのだということ。そんな繊細さ優しさが感じられる文章だと思った。
生きることはしんどい。息をすることは生きることと実体的にも直結した象徴であって、息を忘れて浅く呼吸しているような時こそ、深くしっかり息をするのが大事。
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Hanako誌面でかつて読んだ記憶があるから、昔こんな話したよね、って友人と思い出話をしてるような感覚になった。
サイン会で川上さんを前にして、涙する女の子たちの話。
感極まってしまう気持ちも分かるし、その想いをしかと受け止めて、同じくらいのテンションで感激してくれる川上さんの懐の深さ、心意気も最高。
私もお会いしたときにもらったパワーの余韻で今生きてるようなもので、自分以外にもそんな読者がたくさんいることが嬉しい。
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面白かった。すごく元気をもらう。
なんて誠実な方。
弱さや繊細さ強さ、全部がみずみずしい言葉で、サラサラっと書かれてる。
女であること、恋愛すること、離婚すること、モテる事、断捨離、運動すること、子の成長、川上さんと長い時間、ダラダラとお茶をしながら話しまくったかのような、読後感!
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サイン本を手に入れ初めて川上未映子さんの文学に触れました。この本は長い間書き溜められてきたショートエッセイが時系列にまとめられているので長い時間をサーっと振り返ったような気分になれました。
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あとがきを読み、川上未映子先生がことばのこと、読者にとってのことばのことを考え続けていること、ずっと進み続けていることがわかり涙涙涙
早稲田文学女性号は必ず読まなければならない
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川上未映子さんの小説もエッセイも大好きで、全て網羅している。
Hanakoに連載された2011〜2022までのエッセイ。
他のエッセイ本と重なってる部分もあったけれど、やっぱり未映子さん節好きだな。
同い年で、色々な共通点もあり、誰かに何かを買ってもらうのが苦手で、「欲しいものは自分で稼いで買うこと」にある意義や快感を感じる。と言うのも同じ。
話してたら話したら無いほど楽しいだろうなぁ。
それで、今回ホットヨガにハマっていると書かれていて、嬉しくなってしまった。
ジョギングはしてないから分からないけれど、ヨガの呼吸からは、気付きや学びがとても多い。
緊張したり、うまくいかない事があると、自分でも気付かない間に、呼吸が浅くなったり、止まっていたりする。
そんな時にヨガをすると、アーサナ(ポーズがグラグラして)が安定しない。
深く深ーく呼吸をすると精神も肉体も安定する。
少しだけ、楽になる。
次のエッセイは、新しく家族に迎えたダックスちゃんが登場するのかな。
我が家もダックスを飼っているので、とても楽しみ。
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Hanakoに掲載されていた十何年にも及ぶ連載の一部を抜粋した一冊。
川上未映子さんのエッセイは初めてだったけれど、読者に話しかけるような口調で柔らかい文章だった。
職場にいる素敵なお姉さん、みたいな。
たくさん共感するところと、そうでないところも少しありつつ、あったかい気持ちになれた。
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まるで私に語りかけてくれているような、やさしくてお茶目な言葉。
もったいなくてちょっとずつ読んだ。
未映子さんが少しずつ変わっていくのがわかって(悪い意味じゃなく)、そのときどきの時代の空気感が感じられて、自分の記憶じゃないのに「そのとき」を思い出すような不思議な懐かしさもあって、てらおかなつみさんの表紙も最高にかわいく、宝物のように素敵なエッセイ!
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川上未映子さんのエッセイ集。私だったら言語化できないような、日常生活での心の動きとか疑問とかが細やかに書かれていました。サクサク読めるので、疲れている人にもお勧めしたくなる本です。
「うわぁぁぁ」って感じたのは「涙のやってくるところ」。サイン会とかで未映子さんを前にして泣いてしまう読者がいるという話に触れている。未映子さんは、読者が泣いてしまうのは自分に会えたからではなくて、本人が読書中に悩んだりいろいろ考えたりした心の動きを思い出したり、その余波みたいなものなのではないか、と考えている。これは私にとってもすごくハッとさせられるところでした。
他には夫婦別姓制度に対する考えを述べている「わたしは二度、結婚している」、日本人のパートナーの呼び方に見られるお家制度や時代遅れのジェンダー感について扱っている「主人などいない」は、私と思うところがほぼ一緒で「それな!それな!!」って相槌を打ちながら読んだ。
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この方の小説、作品はとても好きだけど、やっぱりエッセイともなると、まあしかたないのでしょうが出産やら子どもやらの話が必ず出てきて、あくまでも個人的な好みとしてですが、あーあこの方もやっぱそーなのね、と、とっとと読み進めることにする。