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商品説明
飢餓のニューギニア、極寒のシベリア抑留…。平穏な日常から極限の戦場に放り込まれた父祖たち。大東亜戦争の「戦記」から、著者独自の視点で選び抜いた「メッセージ」を伝える。『表現者クライテリオン』連載を大幅に加筆。【「TRC MARC」の商品解説】
飢餓のニューギニア、極寒のシベリア抑留、屈辱の捕虜――
「戦記」に託した教訓
〈平穏な日常〉から〈極限の戦場〉に放り込まれた父祖たち。
日の丸を背負った兵士は、いかに死に、どう生きたか。
自己を愛し、信念を貫いて生きよ!
命がけで戦った男たちからのメッセージ。
現代人に忘れられた存在となっている大東亜戦争の「戦記」。しかし「戦記」は単なる昔話ではない。地獄を彷徨い歩いたのは私たちの父であり、祖父である。戦後我々は、日本の兵隊たちをただの「運が悪かった人」にしてはいまいか。我々は、その酸鼻を極めた行路を、たとえ不完全なものであれ、ヴァーチャルに過ぎないものであれ、辿っておくべきだと思う。それが自身のひとつの試練となり、躓きの石となる意味においてはじめて、父祖たちの経験は私たちを教え導くものになり得るのだ。直前まで「平和で文明的な日常」を送っていた我々の父、祖父たちが、ニューギニア、シベリアなどにおいて、死線をさまよう極限状態の中で人間の美しさ、醜さをどう表したのか。日本民族の伝統精神や文化性が、どう生き様に表現されたのか。数多ある「戦記」の中から、著者独自の視点で選び抜いた「珠玉のメッセージ」を引用し、見出していく。【商品解説】
目次
- ◇ 序 民族の教科書
- ◇第一章 死線上の男たち――地獄に咲いた、生命の輝き
- ◇第二章 凍てつく日の丸――落日の大地シベリアに生きる
- ◇第三章 囹圄(れいご)の民族――試された日本人の地金
- ◇終 章 忘れられた教訓、失われた生き方
著者紹介
小幡敏
- 略歴
- 〈小幡敏〉福岡県出身。東京大学文学部思想文化学科倫理学専修課程卒業。陸上自衛隊で在日米陸軍司令部隊付などをつとめる。表現者賞、「「愛国」としての「反日」」で日本再興大賞優秀賞受賞。
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