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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/08/14
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版
- サイズ:20cm/302p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-296-11855-7
読割 50
紙の本
中国共産党支配の原理 巨大組織の未来と不安
著者 羽田野 主 (著)
中国共産党は何に脅えているのか。彼らの原理とは何か。共産党の憲法といわれる「党規約」の読み解きを交えながら、謎の巨大組織を縦横無尽に読み解く。最新版中国共産党規約の全訳も...
中国共産党支配の原理 巨大組織の未来と不安
中国共産党 支配の原理 巨大組織の未来と不安
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商品説明
中国共産党は何に脅えているのか。彼らの原理とは何か。共産党の憲法といわれる「党規約」の読み解きを交えながら、謎の巨大組織を縦横無尽に読み解く。最新版中国共産党規約の全訳も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
「秘密結社」から始まった中国共産党は潜在的に守りの意識や被害者意識が強く、常に内側に不安を抱えている。結党目的の共産主義の実現はすでに失われ、政権党として君臨することが自己目的化している。
米国の「圧力」にさらされていると受けとめる共産党は軍事的統制を強め有事体制に移行しつつある。中国の隅々に張りめぐらされた党組織は硬直化し、自己改革できない「大企業病」に冒されているようだ。膨張の果てに戦前の日本と同じ道を歩むリスクさえ見え隠れするようになった。
外部から見た不可解な行動をとる中国共産党の原理とは何か。共産党の憲法といわれる「党規約」の読み解きを交えながら、有益な中国分析を提供する。「党規約」最新版の全訳も掲載。【商品解説】
目次
- 【目次】
- 第1章 すべてがヴェールに――秘密結社として生まれた共産党
- おびえる共産党 もう一つの原点 結党の絵を描いたロシア人 幻だった「綱領」 党創設メンバーの処刑地から見えるもの 秘密の地下印刷所 入党の誓いの言葉 共産党は宗教なのか? 他国と同盟を結べない 生き残るために毛沢東本も発禁にする 密室で決まる最高指導部 習近平氏がすべて決めた
- 第2章 軍を握っているか――共産党トップの条件
- 思想集団から軍隊への転換 挫折に次ぐ挫折 優秀な軍略家だった毛沢東 共産党は日本とどう戦ったか 日本の「末路」を予見 戦争で権力を掌握 天安門事件でカリスマになった鄧小平 党官僚の弱点 台湾危機で問われた力量 軍と無縁だった胡錦濤氏 チベット鎮圧で頭角 党総書記後も軍掌握できず 退場劇の「真相」は 軍人だった習近平氏 「幻の尖閣危機」を経験 尖閣、「現状維持」で合意か 駆け引きの極意を学ぶ 福建省で仲間と出会う 党トップ内定も軍が決め手か 中央委員の約2割が軍人 君子豹変す 最大の危機、香港デモ 軍投入も検討していた習近平氏 中央軍事委主席は手放さない 謎の人物、鐘紹軍
- 第3章 民意を問えない巨大集団――共産党の組織力
- 優秀な人材を囲い込み 共産党の「新卒採用」 女性の時代は来るか ジャッキー・チェン氏の「共産党に入りたい」 立ちはだかる4つの関門 両親が党員なら有利 党の末端組織、支部 企業が党委員会を置くメリットは 入党目的は公務員・国有企業 一度入ったら抜けられない 「純粋でまっすぐ」な人が多い 格差は固定 共産党が共産党でなくなったとき 最大勢力は「資本家」 利権集団への変貌 六本木に500平方メートルの邸宅 土を食べる人 相続税も固定資産税もゼロ
著者紹介
羽田野 主
- 略歴
- 〈羽田野主〉大分市生まれ。日本経済新聞編集局政治部記者。
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