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商品説明
『算数授業研究 No.147』編集後記より
◆図形の「楽しさ」を先生方にお届けしたいという思いで特集を組み,執筆・編集に取り組んできた日々を振り返ると,「楽しさ」とは何かを自問自答してきたことを思い出す。
◆細水保宏先生は,「楽しさ」には質があり,その質の豊かさを追究していくには,教師自身が図形に親しみ,楽しむことが第一歩であると述べられている。そのお考えに触れ,子どもたちの楽しさや驚きを感覚的な段階で終わらせず,論理が結びつくように授業を設計していくことの大切さを再確認した。
◆笠井健一先生は,「筋道立てて考察すること」に焦点をあて,子どもが帰納的に説明をしているのか,演繹的に説明をしているのかを,教師が知っておくことが大切であると述べられている。既習の図形に関する数学的な見方・考え方が,求積方法の根拠となるというつながりについて興味深く読ませていただいた。
◆編集作業を通して,笠井先生や細水先生のお考えや,本校算数部員の様々な実践に触れたことで,図形の授業づくりをこれまで以上に楽しんでいる自分に気付く。そして,子どもが図形を「楽しむ」とは,「豊かな感性を働かせつつ,数学的考察を楽しむこと」であるという結論を得ることができた。
◆本誌を手に取った先生方も,子ども自身が追究したいという思いをもち,考察していくことの楽しさを味わうことができるように,授業づくりを楽しんでいただけたらと願う。
(筑波大学附属小学校 青山尚司)【商品解説】
目次
- 算数授業研究 No.147 CONTENTS ▲
- FEATURES
- 「図形」領域の楽しい授業
- 02|提起文 「図形」領域の楽しい授業|▶青山尚司
- 04|1年「かたちあそび」|▶森本隆史
- 06|2年「三角形と四角形」|▶大野 桂
- 08|2年「はこの形」|▶田中英海
- 10|3年「円と三角形」|▶田中英海
著者紹介
筑波大学附属小学校算数研究部
- 略歴
- 筑波大学附属小学校は、明治時代に設立された日本初の国立師範学校を前身としてもつ。準教科担任制を敷く同校の算数研究部は、国内の算数教育を力強く牽引する。年4回の「『算数授業研究』公開講座」をはじめ、各教諭が特色のある研究会を主宰するなど、国内外から年間1万人以上の教育関係者に研究成果を供している。
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