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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2023/09/06
- 出版社: 彩流社
- サイズ:20cm/316p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7791-2909-4
- 国内送料無料
紙の本
ロベール・ルパージュとケベック 舞台表象に見る国際性と地域性
著者 神崎 舞 (著)
ケベックの「文化の外交官」という異名を持つロベール・ルパージュ。カナダ、ケベック・シティ出身の演出家であり劇作家、そして俳優である彼の作品に関する、日本語圏初の研究書。3...
ロベール・ルパージュとケベック 舞台表象に見る国際性と地域性
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商品説明
ケベックの「文化の外交官」という異名を持つロベール・ルパージュ。カナダ、ケベック・シティ出身の演出家であり劇作家、そして俳優である彼の作品に関する、日本語圏初の研究書。3回に渡るインタビューも掲載する。【「TRC MARC」の商品解説】
ケベックの「文化の外交官」 という異名を持つロベール・ルパージュ!
彼はカナダ、ケベック・シティ出身の演出家であり劇作家、そして俳優である。
1992年、弱冠35歳で英国ロイヤル・ナショナル・シアターで『夏の夜の夢』を演出。その後も注目され国際的な演劇フェスティヴァルへの招聘や数々の受賞歴を持ち、着実にキャリアを積み重ねてきた。演劇だけでなくオペラやバレエ、さらにサーカスの演出を手掛け、映画監督を務めたり、さまざまなジャンルに挑戦し、観客層の幅を広げてきた。とりわけニューヨークのメトロポリタン・オペラにおけるヴァーグナーの『ニーベルングの指環』の演出と、カナダを代表するサーカス集団であるシルク・ドゥ・ソレイユの作品の演出は、ルパージュの名声をさらに高めた。その結果、彼は今やシルク・ドゥ・ソレイユと並んで国際的に知られ、英国のピーター・ブルックやフランスのアリアーヌ・ムヌーシュキン、そして米国のロバート・ウィルソンなど、自国の枠組みを脱して活躍する演出家たちと肩を並べる存在と見なされている。本書では、すべての作品を網羅するわけではないものの、年代ごとの傾向の一端を掴めることに加え、ルパージュの舞台表象とケベックとの関連を見出し、先行研究はもちろん、一般公開されていない資料やルパージュ本人及び制作者のインタビューなども参考にし、新たな視点を加えることを目指している。巻末にはルパージュへの三回に渡るインタビューを掲載。本書は、日本語で記されたものとしては初となるルパージュ作品に関する研究書である。【商品解説】
目次
- 序章 初期の活動
- 第一章 一九八〇年代
- 一 『ドラゴンズ・トリロジー』におけるケベコワのアイデンティティの変遷
- 二 カナダのシェイクスピア−『ロミオとジュリエット』(一九八九)におけるプレーリーの役割
- 第二章 一九九〇年代
- 一 『シェイクスピア三部作』における操作される視線
- 二 『太田川七つの流れ』における女性の表象
- 三 ルパージュ作品における映像術
- 第三章 二〇〇〇年代
- 一 『アンデルセン・プロジェクト』−隠蔽された自己の表象
著者紹介
神崎 舞
- 略歴
- 〈神崎舞〉同志社大学グローバル地域文化学部准教授。博士(文学)。専門は演劇学、カナダの舞台芸術。
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