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商品説明
文学・文化が大きく変容を遂げたアジアの近代。その地殻変動に「翻訳」の果たした役割は大きい。夏目漱石、川端康成、魯迅ら作家たちの翻訳を通して、日本や中国、韓国、台湾、旧満洲、インドネシア諸地域の近代を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
アジアの近代は、文学・文化が大きく変容を遂げた時代であった。
その地殻変動に「翻訳」の果たした役割は大きい。
日本近代文学は西欧やロシア文学からどのような影響を受けたのか。
中国の新文学は西欧や日本からどのような刺激を受けて誕生したのか。
日本の旧植民地、東南アジアの国々は西欧や日本とどう関わり、近代を創出したのか。
夏目漱石、永井荷風、川端康成、魯迅、周作人、ロシハン・アンワル、ハンス・バグエ・ヤシンら作家たちの翻訳を通して、日本や中国、韓国、台湾、旧満洲、インドネシア諸地域の近代を読み解く。
原典と翻訳との相違や、翻訳の役割・意義を明らかにするとともに、時代のコンテクストや政治的な思惑、ナショナリズムの相互刺激、西洋に対するまなざしの差異、ジェンダー、植民地と宗主国との関係といった諸問題も浮かび上がらせる。【商品解説】
目次
- はじめに 波潟剛
- 第Ⅰ部 日本における「翻訳」と西欧、ロシア
- ロシア文学を英語で学ぶ漱石―漱石のロシア文学受容再考の試み 松枝佳奈
- 白雨訳 ポー「初戀」とその周辺 横尾文子
- 芥川龍之介のテオフィル・ゴーチエ翻訳―ラフカディオ・ハーンの英語翻訳との関係を中心に 藤原まみ
- 川端康成の短編翻訳―ジョン・ゴールズワージーの「街道」を中心に 彭柯然
- 翻訳と戦時中の荷風の文学的戦略―戦後の評価との乖離を中心にして 林信蔵
- 【コラム】翻訳文化の諸相―夏目漱石『文学論』を中心に 坂元昌樹
収録作品一覧
ロシア文学を英語で学ぶ漱石 | 松枝佳奈 著 | 9−20 |
---|---|---|
白雨訳ポー「初戀」とその周辺 | 横尾文子 著 | 21−33 |
芥川龍之介のテオフィル・ゴーチエ翻訳 | 藤原まみ 著 | 34−51 |
著者紹介
波潟 剛
- 略歴
- 波潟剛(なみがた・つよし)
九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専門は比較文学、日本近現代文学。
主な著書に『越境のアヴァンギャルド』(NTT出版、2005年)、『近代東アジアにおける〈翻訳〉と〈日本語文学〉: Transition and Translation in Modern EastAsian Literature 』編著、花書院、2019年)などがある。
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