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商品説明
個人も民主主義も、そして国家も、消えゆくのか。長年にわたり獲得されてきた社会のかたちや諸価値を徐々に掘り崩しているかに見えるデジタル化の様相。憲法学の立場からデジタル社会への警鐘を鳴らす論稿を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
「個人」も「民主主義」も、そして「国家」も、消えゆくのか
デジタル技術の進展とその社会実装により、市民生活は歴史上これまでになく「スマート」になりつつある反面、さまざまな新たな脅威が出現しています。しかしその脅威はわかりやすく目に見える「敵」ではなく、監視やプロファイリングと引き換えの「自由」、フィルターバブルが助長する政治的分断、アルゴリズムと資本主義の野合といった形で、私たちが長年にわたり積み上げてきた人間社会のしくみやアイデア――「人間の尊厳」をはじめとする憲法的価値を含む――を、徐々に掘り崩すような形で立ち現れています。では、こうした「個人」や「民主主義」、果ては「国家」の融解に、どのように抗うのか――。本書は、デジタル社会への警鐘を憲法学の観点から鳴らし続けてきた著者が多様な媒体で公表してきた論稿を19本厳選収録し、書き下ろしも追加。その思索の軌跡をたどる一冊です。
【商品解説】
目次
- 序論 デジタル化する世界と憲法
- 第Ⅰ部 デジタル社会における個人主義の虚構
- 個人化される環境――「超個人主義」の逆説?
- ビッグデータ社会における「自己決定」の変容
- 「身体の自由」のゆくえ――〈サイバー/フィジカル〉が融解する世界の中で
- 第Ⅱ部 漂流する日本の個人データ保護法制とプライバシー
- GDPRが突きつける日本の選択――求められる憲法調和的なAIネット化
- 〝C〟の誘惑――スコア監視国家と「内心の自由」
- 個人情報保護法制のゆくえ――憲法と個人情報保護【鈴木正朝氏との対談】
- 自己情報コントロール権について
著者紹介
山本 龍彦
- 略歴
- 〈山本龍彦〉博士(法学)。慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授。同大学グローバルリサーチインスティテュート副所長。著書に「プライバシーの権利を考える」など。
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