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商品説明
プライマリ・ケア医と精神科医のための手引書。睡眠薬・抗不安薬の適正使用や出口戦略の対処法、非薬物療法、薬物療法の実践的な使用法に関するエキスパートの意見を掲載。より解釈や使用方法がわかりやすいよう解説も加える。【「TRC MARC」の商品解説】
ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期・高用量使用が
わが国の医療における重要課題の1つとなっている。
特に、睡眠薬・抗不安薬としての処方で依存などが生じ、
減薬・中止といったいわゆる出口戦略の実践に大きな困難が伴うことは
精神科医に限らず、多くの医師が経験していることだろう。
そうした現状を踏まえ、日本睡眠学会、日本臨床精神神経薬理学会、
日本不安症学会、日本プライマリ・ケア連合学会という4学会協力のもと
ベンゾジアゼピン受容体作動薬の適正使用・出口戦略に対する実践的対処法、
非薬物療法の活用などに関する調査が行われた。
本書は、その調査結果をエキスパートの意見として取りまとめた上で、
詳細な解説を加え、臨床で活かせる手引きとして示したものである。
エキスパートであれば重要と考える治療の大枠を示した
「コンセンサスステイトメント」により、いま一度治療を見つめ直すこともできるし、
臨床疑問(CQ)への回答結果を示した「エキスパートコンセンサス」により
専門医がどのような治療をしているのか理解して、臨床を進めることも可能である。
共同意思決定や新規薬剤といったテーマにも多く言及し、
臨床活用にも大きく役立つ1冊となっているはず。
プライマリ・ケア医、精神科医を中心に、多くの学びをここから得られることを願っている。【商品解説】
目次
- はじめに 5
- 重要文献・ガイドラインリスト 14
- 本書のご使用にあたって 15
- 第1章 睡眠薬・抗不安薬使用の現状と課題
- 1. 睡眠薬・抗不安薬の適正使用と出口戦略 18
- 2. プライマリ・ケア領域における課題 23
- 3. 共同意思決定による適正使用と出口戦略の実践 27
- 4. 今回のステイトメント、エキスパートコンセンサスの作り方 35
- 5. コンセンサスステイトメントから読み取れること 39
著者紹介
高江洲 義和
- 略歴
- 琉球大学 大学院医学研究科精神病態医学講座准教授
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