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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/10/26
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/186p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-533308-2
読割 50
紙の本
トゥデイズ
著者 長嶋 有 (著)
子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、かけがえのない日々を重ねていく。『...
トゥデイズ
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商品説明
子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、かけがえのない日々を重ねていく。『群像』『ことばと』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
どこにでもある日常が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。かけがえのない「今日」を描く、芥川賞・大江賞作家の最新作。
夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。日本に「住む」すべての人へ、エールを送るマンション小説!
「しゅっ」「ぱーつ!」――5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。管理組合の理事になった妻とリモートワークの夫は、築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、どこにでもあるけれど、かけがえのない日々を重ねていく。
三本阪奈による漫画化原作、「舟」を併録。(アンソロジー『いろんな私が本当の私』原作・長嶋有、双葉社より11月22日刊行予定)【商品解説】
目次
- トゥデイズ
- 舟
収録作品一覧
トゥデイズ | 5−156 | |
---|---|---|
舟 | 157−186 |
著者紹介
長嶋 有
- 略歴
- 〈長嶋有〉「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞、「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、「夕子ちゃんの近道」で第1回大江健三郎賞を受賞。
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書店員レビュー
明日のフレーズ
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
長嶋有さんの小説で、とても好きな部分があります。それは、登場人物が体験した日常のささいなことがフレーズ化され、自分の日常の中でも、大きく輝きを増すところ。
今回新作を読んでみて、「あっ、ふえている」と思いました。
家族の輝きが、フレーズ化が、ふえている。
今までは働くOLであったり、主婦であったり、アルバイターの輝きであったりしました。でも今回の『トゥデイズ』では、生活する夫婦に加え、成長していくちいさなこどもの輝きが折り重なっている。
そのことに気づいたとき、すごいなあ、と思ったのです。
壁や柱にできる小さな虹。ヘッドフォンのバッテリー残量を知らせる小さな女の人の音声「バッテリーレベイズロウ」。反対のメニューを答える子どものために、両親が考える「目玉焼きか卵焼きか」の質問。
マンションの中で毎日同じように見えながらも、変わっていく「フレーズ」。
自分の小さい頃にも、そのような「フレーズ」が、あったのかもしれません。
親は、もしかしたら今も、覚えているかもしれません。妹がうまれて、初めて病院から家にやって来たとき、いつも薄い色の食べ物しか買わなかった母がなぜか買ってきたゼリーのおやつの毒々しい色。(自分のためのゼリーだったのかもしれません)。寒かったマラソン大会のときに見た飛んでいる鳩、両親が喧嘩したあとに子どもたちに買ってきた、クレヨンとスケッチブック。
「フレーズ」はとめどなくあふれて、でもいざ思い出そうとするとなかなか出てこず、いつか死ぬときに走馬灯としてそれを見るのかもしれません。
「フレーズ」は人生でいつか失われこそすれ、自分が新しい「フレーズ」を、つくっていくのかもしれません。そのことを考えると、この小説の登場人物のように、「明日」についてぼんやりと、考えてしまいます。
紙の本
驚くほど
2024/01/03 11:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
驚くほど何も中味が無い小説。
それが良さなの?
すっごい不思議。
皆さん仲良く暮らせればいいねって感じ?