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紙の本
トンネルの森1945 (角川文庫)
【産経児童出版文化賞ニッポン放送賞(第63回)】太平洋戦争のさなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手と生まれたばかりの弟とで疎開した。家のそばにある、暗く大きな森で...
トンネルの森1945 (角川文庫)
トンネルの森 1945
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商品説明
【産経児童出版文化賞ニッポン放送賞(第63回)】太平洋戦争のさなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手と生まれたばかりの弟とで疎開した。家のそばにある、暗く大きな森で脱走兵が自殺した噂を耳にし…。「魔女の宅急便」の著者が自らの戦争体験から描いた物語。〔2015年刊の修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
太平洋戦争さなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手になじめぬまま、生まれたばかりの弟と三人で小さな村に疎開することに。家のそばにある暗く大きな森がトンネルのようで怖くてたまらなかった。同級生たちはあの森に脱走兵が逃げ込み自殺したのだ、と噂をしていた。ある夜、森の奥からハーモニカの細い音色が流れてくる。数日後、沼で失くしたイコの下駄が森の出口に置かれていた。「あり・が・とう」イコはちいさく呟いた。戦争は激化し、東京大空襲で半死半生の父が見つかる。不安に押しつぶされそうになったイコは森に入る。「兵隊さーん」そこでイコが目にしたものは……。「「魔女の宅急便」の著者が描く少女の戦争。(解説:小川 洋子)【商品解説】
目次
- トンネルの森 1945
- 解説 小川 洋子
著者紹介
角野 栄子
- 略歴
- 東京・深川生まれ。大学卒業後、紀伊國屋書店出版部勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は89年ジブリアニメ作品として映画化、その後舞台化、実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に「小さなノーベル賞」と言われる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。24年11月に江戸川区角野栄子児童文学館がオープン予定。
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