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紙の本
小栗上野介抹殺と消された「徳川近代」 幕臣官僚がデザインしたもう一つの維新 (小学館文庫)
著者 原田 伊織 (著)
幕府遣米使節の目付として訪米し、高度に発展した大国の姿を目の当たりにした小栗上野介は、日本の近代化に着手するが、新政府軍に斬首され…。小栗の歩みを辿り、幕臣が手がけた「徳...
小栗上野介抹殺と消された「徳川近代」 幕臣官僚がデザインしたもう一つの維新 (小学館文庫)
小栗上野介抹殺と消された「徳川近代」 ~幕臣官僚がデザインしたもう一つの維新~
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商品説明
幕府遣米使節の目付として訪米し、高度に発展した大国の姿を目の当たりにした小栗上野介は、日本の近代化に着手するが、新政府軍に斬首され…。小栗の歩みを辿り、幕臣が手がけた「徳川による近代化」の全貌をひもとく。〔「消された「徳川近代」明治日本の欺瞞」(2019年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
徳川が構想した「近代」があった
元号が明治に改元される5か月前、幕臣小栗上野介忠順が新政府軍に取り調べを受けることなく斬首されるという事件が起こった。後に大隈重信によって「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」とまで称された逸材である。
万延元年(1860)、小栗は、日米修好友好条約の批准書交換のために派遣された徳川幕府遣米使節の目付としてアメリカを訪れた。そこで目にしたのは工業化、近代化が高度に発展した大国の姿だった。小栗は、工場で手にした一本のネジとともに帰国。日本の近代化に着手する。横須賀に製鉄所、築地に日本で最初の本格的なホテルを建造し、さらには近代的な陸軍の創設にもかかわった小栗の歩みを照射することで、幕臣らによって進められていた「徳川による近代化」の全貌をひもといていく。
さらに、咸臨丸でアメリカに渡った遣米使節の一員だった秀才・小野友五郎など、ニッポン近代化の礎として活躍した幕府のテクノクラートの足跡を辿り、なぜ彼らの功績が埋没したかを検証。抹殺された歴史の真実を解き明かす。
【編集担当からのおすすめ情報】
NHK大河ドラマ『どうする家康』で描かれた徳川家康による幕府創設の物語。それから約250年。幕末の動乱で「徳川の世」が揺れ動く。そうした中で、「徳川による近代化」を強力に推し進めたのが、三河以来の譜代家臣の家柄を誇る小栗上野介。ドラマの「大河」の250年先の世の中がどうなったのかを丹念に取り上げていきます。【商品解説】
徳川家康が江戸に幕府を開いてから約250年。ペリー来航以降揺らぎ始めた「徳川」は、三河以来の譜代家臣小栗上野介らによる、徳川による近代政策で変わろうとしていた。その軌跡を丹念に追う歴史ドキュメント。【本の内容】
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