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商品説明
政府や軍、警察と絡み合いメキシコ各地を支配下に置く麻薬密輸組織。息子、娘、連れ合いが、ある日突然連れ去られ、跡形もなく消される。恐怖に抗い、行方不明の家族を探す女性たちの闘いを追う。『そんりさ』掲載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
国家と同じように警察の役割や収税を行い、市民と共存する「カルテル」――暴力装置を独占するのが国家だとすれば、まさにパラレル・ステートである。メキシコで暴力のスパイラルが始まって17年。残虐な殺人事件が各地で起こり、行方不明者の数も減る兆しは一向にない。ある日突然、理由もなく連れ去られた息子、娘、連れ合い。その多くは殺害され、メキシコ各地に無数に点在する「秘密墓地」に埋められている。カルテルに買収された当局が動かないなか、母親たちは自ら山野に分け入り、家族の面影を探す。凶悪な犯罪組織がしのぎを削り合う麻薬戦争最前線を巡り、行方不明の家族を探す女性たちの声を拾い集めた渾身のルポルタージュ。【商品解説】
目次
- まえがき;ナルコ回廊 序章;第1章 ナルコ戦争の最前線――シナロア;ナルコ回廊2 土の中に面影を探して ――ベラクルス;ナルコ回廊3 女性殺人の街はいま ――シウダー・フアレス;ナルコ回廊4 自警団のたたかいとその後――ミチョアカン;ナルコ回廊 5 先住民村の勇気ある挑戦――ミチョアカン州チェラン;ナルコ回廊6 砂の中の虐殺の記憶――コアウイラ;ナルコ回廊 7 走る民族とナルコ――チワワ;ナルコ回廊8 アヨツィナパ事件とその後――ゲレロ;ナルコ回廊9 もうひとつの首都の顔――メキシコシティ;ナルコ回廊 エピローグ
著者紹介
山本 昭代
- 略歴
- 兵庫県出身。大学卒業後、出版社勤務、フリー編集者を経て、1994年から3年間メキシコに留学。1997年社会人類学高等調査研究センター(CIESAS、メキシコシティ)修士。2005年東京外国語大学地域文化研究科博士(学術)。現在、慶應義塾大学ほか、非常勤講師。著書に『メキシコ・ワステカ先住民農村のジェンダーと社会変化――フェミニスト人類学の視座』(明石書店、2007年)など、訳書に『メキシコ麻薬戦争――アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』(ヨアン・グリロ著、現代企画室、2014年)がある。
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