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紙の本
鉄道無常 内田百間と宮脇俊三を読む (角川文庫)
著者 酒井 順子 (著)
鉄道には、俗世とは切り離された時間が流れている−。時代とともに変わり続ける車窓風景に、人生と日本を見た、鉄道紀行界のふたりの巨星、内田百間と宮脇俊三の軌道を追う。〔202...
鉄道無常 内田百間と宮脇俊三を読む (角川文庫)
鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む
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商品説明
鉄道には、俗世とは切り離された時間が流れている−。時代とともに変わり続ける車窓風景に、人生と日本を見た、鉄道紀行界のふたりの巨星、内田百間と宮脇俊三の軌道を追う。〔2021年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
鉄道は楽しい。 そして、鉄道は哀しい。
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」内田百けん
「鉄道の『時刻表』にも、愛読者がいる」宮脇俊三
日本において鉄道紀行というジャンルを示した内田百けん。「なんにも用事がない」のに百けんが汽車で大阪に行っていた頃、普通の人にとって鉄道は、何かの用事を果たすために乗るものでした。それから四半世紀後、異なるアプローチでそのジャンルを背負った宮脇俊三。彼は、時刻表を小説のように愛読していたことを『時刻表2万キロ』で告白しています。鉄道や紀行文学の歴史とともに二人の足跡をたどる1冊です。【商品解説】
目次
- 目次
- 鉄道紀行誕生の背景は?
- 生まれた時から「鉄」だった
- 人生鉄路のスタート地点
- それぞれの新橋駅、それぞれの鉄道唱歌
- 「鉄道は兵器だ!」の時代へ
- 東京大空襲を生き延びて
- 敗戦の日の鉄道
- 新たなスタート
- 鉄道好きの観光嫌い
著者紹介
酒井 順子
- 略歴
- 1966年東京生まれ。高校在学中より、雑誌にコラムを執筆。大学卒業後、広告会社勤務を経て執筆業に専念。『負け犬の遠吠え』で第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞をダブル受賞。他に、『女子と鉄道』『下に見る人』『女流安房列車』『子の無い人生』『男尊女子』『家族終了』『平安ガールフレンズ』『ガラスの50代』『処女の道程』など著書多数。
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