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商品説明
イルカ等をモチーフにしたリアルな絵で、90年代以降、日本に愛されてきた画家、クリスチャン・ラッセン。関係者にタブー視される一方で、日本美術史の“特異点”ともいえる存在の謎を気鋭のアーティストが解き明かす評伝。【「TRC MARC」の商品解説】
やっぱり海は友だちだ──。誰よりも海を愛し、海に愛された画家、クリスチャン・リース・ラッセン。90年代、日本で巻き起こった絵画ブームを牽引したラッセンの作品は、当時の日本人にとって「アート」の代名詞として、ピカソやゴッホと並ぶほどに大きな知名度を獲得した。
日本デビューから30年強、その受容のかたちを変えながら、一貫して日本に愛されてきたラッセンはその知名度に反して、彼の本質は意外なほどに知られていない。
「サーファー画家」というイメージの形成、イルカとクジラという題材、絵画とアクアリウムという方法、日本における受容のされ方……。彼の人生の歩みを辿りながら、作家としての本質、そしてラッセンを愛した日本とは何だったのかを解き明かす決定的評伝。【商品解説】
著者紹介
原田裕規
- 略歴
- 〈原田裕規〉山口県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。アーティスト。KAAT神奈川芸術劇場、金沢21世紀美術館などで個展を開催。著書に「とるにたらない美術」など。
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