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商品説明
A.N.ホワイトヘッドの哲学を体系的に叙述した本。「過程はそれ自体で現実態である」という思考パターンにもとづいて、世界を普遍的に特徴づける試み。【「TRC MARC」の商品解説】
ホワイトヘッドはわれわれの時代の最も偉大な哲学者の一人であり、彼の哲学を体系的に叙述した主著『過程と実在』は最も傑れた哲学書の一冊である。
しかし、この書が1929年に刊行されたとき、それは多くの印刷上の誤り、英国版とアメリカ版との齟齬を含む悲しむべき状態にあった。従ってホワイトヘッドの『過程と実在』に比べれば、プラトンの『国家』の方がより良いテクストで読みうるとさえ言われる。それから半世紀、グリフィンとシャーパーンによるこれ以上は望みえない校訂版が公刊された。本書はこの決定版に依拠する最新訳である。
その重要性において、その難解なまでの言語の駆使において、ジョイスの『フィネガンス・ウェイク』にも比せられるこの講義で、ホワイトヘッドは自ら《有機体の哲学》と名づける哲学の体系を構築する。そこでは17-18世紀の哲学者――デカルト、ニュートン、ロック、ヒューム、カント――を検証しつつ、無限の宇宙を有限な言語的表現で把握すること、宇宙論的観念を人間の多様な経験と結びつけることが意図されている。ここにわれわれは確かに、われらのコスモスに対する新しい解明、新しい光を受けとるであろう。【商品解説】
目次
- 編纂者の序
- 序
- 第一部 思弁的図式
- 第1章 思弁哲学
- 第2章 編疇的図式
- 第3章 若干の派生的概念
- 第二部 議論と適用
- 第1章 事実と形相
著者紹介
A・N・ホワイトヘッド
- 略歴
- 〈A.N.ホワイトヘッド〉イングランドのラムズゲイト生まれ。ケンブリッジ大学トリニティ・コレジで数学を学ぶ。ハーヴァード大学名誉教授。オーダー・オブ・メリット勲位を受ける。
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