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紙の本
神武天皇の歴史学 (講談社選書メチエ)
著者 外池 昇 (著)
実在が確認できない初代天皇・神武天皇。その墓所はどのように決定したのか。神武天皇陵の候補地3カ所をめぐって、さまざまに論じられてきた過程をつぶさにみる。【「TRC MAR...
神武天皇の歴史学 (講談社選書メチエ)
神武天皇の歴史学
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商品説明
実在が確認できない初代天皇・神武天皇。その墓所はどのように決定したのか。神武天皇陵の候補地3カ所をめぐって、さまざまに論じられてきた過程をつぶさにみる。【「TRC MARC」の商品解説】
天皇の初代とされる神武天皇は、生没年はもちろん、その実在さえ定かではない。しかし、伝説上の重要人物として、日本の歴史に大きな影響を与え、論争を呼び起こし、時に政治問題となってきた。天皇陵をめぐる近世・近代史の研究者である著者が、「神武天皇陵」の所在地論争と、橿原神宮の創建を軸に、「歴史学の主題」としての神武天皇に迫る。
初代天皇の墓所「神武天皇陵」は、実は江戸時代になるまで定かではなかった。元禄時代の江戸幕府の調査で、奈良・四条村の塚山に「定められた」のである。しかし、当初からこれには異論があり、幕末期には孝明天皇の意思により、その300メートルほど南の「神武田」に改められ、ここが、現在も天皇が参拝を行う神武天皇陵となっている。一方、国学者の本居宣長らは、畝傍山中の丸山を主張して根強い支持を得ており、明治期になっても「疑念」はくすぶり続けた。さらに、水戸学の巨頭・徳川斉昭、寛政の三奇人・蒲生君平、幕末の能吏・川路聖謨、明治大正の文人画家・富岡鉄斎らの見解もみていく。
また、神武天皇を祀る橿原神宮の創建と隆盛に尽力し、のちに決裂した民間勤王家・奥野陣七の生涯や、明治期に「神武天皇祭」に冷徹な目を向けたお雇い外国人にも注目し、「紀元節」から「建国記念の日」へと、現代にいたる「神武天皇」と日本社会をとらえ直す意欲作。
目次
序章 現代の神武天皇
第一章 三ヵ所の神武天皇陵
第二章 攘夷の気運と幕末動乱
第三章 奈良奉行所与力の結論
第四章 文久の修陵
第五章 明治天皇の親祭
第六章 橿原神宮と民間結社
第七章 消えない疑念
終章 紀元節から「建国記念の日」へ
【商品解説】
目次
- 序章 現代の神武天皇
- 1 歴史学のなかの神武天皇
- 2 歴史教科書にみる神武天皇
- 3 神武天皇陵と橿原神宮
- 第一章 三ヵ所の神武天皇陵
- 1 元禄の修陵
- 2 本居宣長と蒲生君平の説
- 第二章 攘夷の気運と幕末動乱
- 1 徳川斉昭の建議
- 2 奈良奉行・川路聖謨の宣長批判
著者紹介
外池 昇
- 略歴
- 〈外池昇〉東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士(後期)課程単位取得修了。同大学文芸学部教授。著書に「天皇陵の誕生」「事典陵墓参考地」など。
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