「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
戦争と平和 田中美知太郎政治・哲学論集 (中公文庫)
著者 田中美知太郎 (著)
戦争は悪だ。しかし、悪であって、なお正義であり得るのはなぜか−。ギリシャ哲学の碩学が、戦中・戦後の政治的問題を考察する。全17篇を収録した文庫オリジナル。【「TRC MA...
戦争と平和 田中美知太郎政治・哲学論集 (中公文庫)
戦争と平和 田中美知太郎 政治・哲学論集
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
戦争は悪だ。しかし、悪であって、なお正義であり得るのはなぜか−。ギリシャ哲学の碩学が、戦中・戦後の政治的問題を考察する。全17篇を収録した文庫オリジナル。【「TRC MARC」の商品解説】
戦争は悪だ。しかし、悪であって、なお正義であり得るのはなぜか。そして、戦争を悪だと告発することがアリバイ証明と自己弁護、他を非難するための手段として利用されるのはなぜか。「道徳問題としての戦争と平和」ほか、ギリシャ哲学の碩学が戦中・戦後の政治的問題を考察した一七篇。文庫オリジナル。【商品解説】
収録作品一覧
道徳問題としての戦争と平和 | 10−51 | |
---|---|---|
サルディス陥落 | 54−60 | |
ソクラテスの場合 | 61−76 |
著者紹介
田中美知太郎
- 略歴
- 田中美知太郎
一九〇二(明治三十五)年新潟市生まれ。哲学者、西洋古典学者。西田哲学隆盛の京都帝国大学でギリシャ哲学を専攻。戦前は法政大学などで哲学とギリシャ語を講ずる。空襲で瀕死の大火傷を負うが、奇跡的に恢復し、戦後は京都大学で教壇に立つ。一九五〇年に日本西洋古典学会を呉茂一らと創設し、呉の後任で会長を務める。戦後早い時期から保守系論客としても活躍した。主な著書に『ロゴスとイデア』『ソクラテス』『哲学初歩』『古代哲学史』など。『今日の政治的関心』『時代と私』など政治時評集も多い。また、『プラトン全集』(岩波書店)、『プロティノス全集』(中央公論社)などの翻訳・監修を務める。一九八五年逝去。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
古びない議論
2024/03/17 01:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る
田中美知太郎の政治論を中心に選ばれた珠玉の論考を通じて、戦争と平和について考えることができる。プラトンを基盤に持つその議論は、当時の時局を踏まえて書かれたものだが、平明かつ普遍的で、今の我々にも何の違和感もなく訴えかけてくるものだ。むしろ今こそ読まるべきではないか?人間というものは、いかに科学が発達し、社会が変化したとしても、根本的な部分は田中の時代も、いや、古代ギリシアの時代から変わっていないのだと思う。