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所有論
著者 鷲田 清一 (著)
「わたしのもの」とはなんだろうか? 主体、存在、そして所有。省察を重ねて、西欧近代的思惟が形成してきた「鉄のトライアングル」の拘束から「わたしたち」を解き放つ。『群像』連...
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商品説明
「わたしのもの」とはなんだろうか? 主体、存在、そして所有。省察を重ねて、西欧近代的思惟が形成してきた「鉄のトライアングル」の拘束から「わたしたち」を解き放つ。『群像』連載を加筆・修正し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
主体と存在、そして所有。著者の重ねる省察は、われわれを西欧近代的思惟が形成してきた「鉄のトライアングル」の拘束から解き放つ!
「ほかならぬこのわたし」がその身体を労して獲得したものなのだから「これはわたしのものだ」。まことにもっともな話に思われる。しかし、そこには眼には見えない飛躍があるのではないか……? ロックほか西欧近代の哲学者らによる《所有》の基礎づけの試みから始め、譲渡の可能性が譲渡不可能なものを生みだすというヘーゲルのアクロバティックな議論までを著者は綿密に検討する。そこで少なくともあきらかにできたのは、「所有権(プロパティ)」が市民一人ひとりの自由を擁護し、防禦する最終的な概念として機能しつつも、しかしその概念を過剰適用すれば逆にそうした個人の自由を損ない、破壊しもするということ。そのかぎりで「所有権」はわたしたちにとって「危うい防具」だという根源的な事実である。主体と存在、そして所有。著者の重ねる省察は、われわれを西欧近代的思惟が形成してきた「鉄のトライアングル」の拘束から解き放ち、未来における「手放す自由、分ける責任」を展望する。【商品解説】
著者紹介
鷲田 清一
- 略歴
- 〈鷲田清一〉京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。哲学者。せんだいメディアテーク館長。サントリー文化財団副理事長。「モードの迷宮」でサントリー学芸賞受賞。
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