「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- みんなの評価
- あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- 発売日:2024/01/22
- 出版社: 文學の森
- サイズ:188×128mm/164ページ
- ISBN:978-4-86737-192-3
紙の本
句集 平面と立体
著者 佐々木 紺 (著)
「北斗賞」は、俳句の未来を開く若い俳人を輩出することを目的とした賞。40歳までの俳人を対象に作品150句を募集し、第13回は40篇の応募があった。【受賞の言葉】2014年...
句集 平面と立体
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「北斗賞」は、俳句の未来を開く若い俳人を輩出することを目的とした賞。
40歳までの俳人を対象に作品150句を募集し、第13回は40篇の応募があった。
【受賞の言葉】
2014年にBL句会をきっかけにして俳句を作りはじめた。
その後数年してBLでない俳句も作るようになったが、BL俳句から学んだときめきと反骨は、何かを作るときいつも心の中にある。
個人の努力ではどうにもならない、社会システムの理不尽のようなものがあることを、20代後半になって身を以て知った。
それにすりつぶされそうになりながら、抗いながら生きてゆくとき、俳句は支えであり光だった。
北斗賞をいただけたのは、そのときのもがきをどこか掬い取ってもらえたような気がして、うれしい。
しかし慢心せずまた0から作りたいし、作りながら自分なりに小さく戦ってゆきたい。
もう亡くなった人も生きている人も、好きな句を書く人たちは遠くの灯台のようで、くらい海を行くときの希望として光っている。
いまも書き続けられるのはその人たちのおかげだ。
(佐々木紺)
探梅や水面は雲をゆるく溶き
落ちながら謀反のにほふ白椿
花冷やフルーツサンドやすませて
対角線上に君ゐる冷奴
魚の尾に風の立ちたる花藻かな
僧の頭のきつとさらさら夕端居
師をすこしあやめて持つてゆく芒
咬合の悪き一族星月夜
男らの抱擁淡し霧の街
生き延びるため森を描く冬の画布
本書より【商品解説】
目次
- Ⅰ おぼえて、わすれる
- Ⅱ 平面と立体
- Ⅲ 夢を剝がす
- Ⅳ コルセット
- Ⅴ 奇書
- Ⅵ 書けば遺る
- あとがき
著者紹介
佐々木 紺
- 略歴
- 1984年生まれ
2015年~17年、BL俳句誌「庫内灯」vol.1-3 編集部
21年より「豆の木」に参加
22年第13回北斗賞受賞
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む