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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/02/06
- 出版社: 社会評論社
- サイズ:22cm/365p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7845-1168-6
- 国内送料無料
紙の本
福田善之の世界
著者 井上 理惠 (編著),安宅 りさ子 (著),今井 克佳 (著),佐々木 治己 (著),越光 照文 (著),牛田 さとみ (著)
劇作をし、演出をし、俳優教育もし、小説も書く、劇作家・福田善之。さまざまな立場の執筆者らが福田善之を論じ、その足跡を明らかにする。福田善之作品年譜も収録。【「TRC MA...
福田善之の世界
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商品説明
劇作をし、演出をし、俳優教育もし、小説も書く、劇作家・福田善之。さまざまな立場の執筆者らが福田善之を論じ、その足跡を明らかにする。福田善之作品年譜も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
劇作をし、演出をし、俳優教育もし、小説も書く、
劇作家・福田善之を丸ごと捉えられる最初の本にしよう——。
福田善之は東京下町の〈株取引〉の場、日本橋という日本経済の中心地で生まれ育った(1931年)。国の金が動く場所で一儲けしようと集まる人々や大衆文化・芸能に触れて子供時代を過ごした。つまり圧倒的に量の多い階層の人々〈PEOPLE〉─〈大衆〉が周りに居たのだ。そして多感な時代の始まりに、麻布中学という明治半ばに創設された「自由闊達・自主自立の校風」を持つ私立中学に入学する。ここで福田は大衆文化・芸能とはいささか異なる〈知性〉豊富な文化に触れる。読書と創作─夏目漱石の小説と〈芝居・演劇〉である。東大に入り哲学・思想を裡に取り込む。こうした生きる場の成長の歴史が、福田の劇世界を形成していくことになった。
多くの戯曲の中から数作を選択したが、その中心となる鍵は、福田が演劇世界で目指した構成の〈新しさ〉登場の必然であった。同時にそこに内包された〈自由と変革の思想〉にも目を向けた。この理解の下に第一部の福田善之論を進め、戯曲を分析した。(あとがき抜粋)【商品解説】
目次
- 第一部 20世紀の福田善之
- 〈ドラマ〉への挑戦 ──「富士山麓」から「漱石の戀」まで 井上理惠
- Ⅰ はじまり
- 家族のこと/異なる世界との出会い/芸能・思想・党
- Ⅱ 劇作デビュー「富士山麓」
- 戯曲第一作/「富士山麓」/第一作で背負ったもの ── 学生から社会へ
- Ⅲ 「長い墓標の列」
- 東大卒業・就職・退職・岡倉士朗/「長い墓標の列」
収録作品一覧
〈ドラマ〉への挑戦 | 井上理惠 著 | 11−212 |
---|---|---|
歴史証言による問いかけ | 安宅りさ子 著 | 215−240 |
草莽無頼なり | 今井克佳 著 | 241−268 |
著者紹介
井上 理惠
- 略歴
- 〈井上理惠〉桐朋学園芸術短期大学名誉教授。専攻は演劇学・演劇史・戯曲論・演劇批評。著書に「清水邦夫の華麗なる劇世界」「菊田一夫の仕事」「川上音二郎と貞奴」など。
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